10. サロベツ原野
 稚内市内で本日3回目のガソリン給油。これから先、天塩までGSが無いため早めに給油する。稚内をPM5:20出発。サロベツ原野の中にある今夜の宿<民宿 あしたの城>に向かう。途中、抜海でビールとツマミを仕入れるため、以前立ち寄った事のある商店を探したが、店はコンビに変身していてしかも閉まっている。途方にくれ回りを見わたすと、角を曲がった所に小さな商店を発見し店に飛び込む。奥からおばさんが出てきてのでビールの有無を聞くと350ml缶だったら有るとの返事。ショウケースの奥からビールが出てきてホット安心。FUNKYの北海道ツーリングでは宿にはビールを持ち込むのが原則で、常宿の近くには行きつけのお店がある。

 買ったビールを後ろの荷物に括り付け、サロベツ原野の海沿いの道を宿に急ぐ。晴れていれば利尻島に沈む夕日を見ながらの走行になるはずであったが、あいにくの曇り空で夕日は雲の合間から一瞬顔を出しただけであった。

 稚咲内を左折して宿のある豊富町豊徳に向かう頃には、日も暮れて辺りは闇につつまれ始めていた。以前、明るい時にあしたの城入口にある馬車の車輪を使った看板を見た事があったので自信を持って宿に向かっていたのだが、対向車に気をとられ見落としてしまう。後続のバイクが止まったのをミラーで確認して行過ぎたのに気付き、Uターンして林道のような穴だらけの脇道に入る。少し走るとペンション風の<あしたの城>の建物が見えてきた。建物の前にある駐車スペースには、横浜ナンバーのスティードが停まっている。その傍にバイクを止め急いで荷物を降ろして建物の中に入るが、その数分の間にFUNKYの面々は暗闇に中で蚊の襲撃を受け全員ダメージを受ける。何しろ普段は牛を相手にしている蚊のこと、Tシャツは何の役にも立ちませんでした。当然次の日はツナギは脱ぎませんでした。皮ツナギは転倒のダメージだけではなく、蚊のダメージも防ぐのだ。



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