1979年10月 FUNKY 第五回ツーリング

行き先 青森県 岩木山

<このレポートは1979年に書かれたX氏のレポートを基にRyutaが監修したものです。>




 第五回ツーリングは10月に行われたことは確かだが、何日であったかは記録がなく定かでない。今回の目的地は青森県の岩木山である。いつものように国道7号から国道286号に入り五城目と上小阿仁の峠は無事通過したが、米内沢手前にある峠の下りで1台逝った。

 今回初参加のKAWASAKI Z400LTD氏は、普通に走る前のバイクに付いて下りのコーナーに進入したが彼のとってはスピードは速すぎたようでフロントからスリップダウン、そのままガードレールに一直線。本当に信じられないことだが、アメリカンのあの広いハンドルも車体も綺麗にガードレールの下をすり抜けて土手下に落下してしまった。上の写真を見てもらうと分ると思うがガードレールの下の間隔は50cm程しかなく、あそこにバイクを通すのは知恵の輪を外すくらい難しいと思うのだが彼はそれをいとも簡単にやって退けてしまった。

 奇跡的にバイクの損傷は少なかったが、ギヤが2速にロックしてしまった。確か原因はシフトドラムのストッパーが衝撃で外れたためだと記憶しているが、2速にロックしたのは不幸中の幸いであった。2速であれば発進も長めの半クラッチで可能であり走行もスピードは出ないが時間さえ掛ければ目的地に着ける。結局、彼は我々と一緒にメンバーの実家のある鷹巣まで行った後、独りで七号線を秋田に帰っていった。

 彼とは反対に我々は七号線を北上、大館から矢立峠を越えて青森県に入り弘前から岩木山に向かう。


 岩木山神社の前で休憩を取った後、岩木山スカイラインに入る。当時、料金は1000円前後で高かった記憶が有るが現在の料金は最近行ってないので分らない。23年経った現在でも無料にはなっていないようである。

 69のカーブが続くというこのスカイラインはハッキリ言って飽きてくる。しかし、へーアーピンカーブの練習には最適な道路ではあった。特に下りは気を付けないとブレーキがフェードするので熱に弱いブレーキを持ったバイクはゆっくり下ることをお勧めする。





















 右の写真は69個目のカーブに進入する私。この先に終点の駐車場がある。こうして見るとライディングフォームも時代やバイクに連れて変わっているなー。
基本的には変わってないか?






こちらは他のメンバーの走り。

先頭が会長と
 ベネリ250クワトロ

2台目 CB450
3台目 XL500S
4台目 KL250
5台目 Z400FX
























 終点の駐車場からは、白神山地(当時はただの山としか見ていなかったが。)や八甲田山、津軽平野が眼下に広がる素晴らしい景色を観ることが出来る。

 帰りは岩木山を下ってから鯵ヶ沢に抜け、日本海に沿って走る国道101号を南下して能代から国道7号で秋田に帰還した ハズ ?   記録は無いが、私のおぼろげな記憶ではそうなっている。



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