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  2006年 8月27日(日) 5th.ツーリング


  30℃を越える猛暑の中
   560km走るツーリングとなりました。






                
Report by Ryuta   



▼ コース

秋田⇒出羽グリーンロード⇒南外

⇒大森⇒十文字⇒岩井川 旅の駅

⇒石淵ダム⇒衣川⇒イワカカミ平

駒の湯(入浴)⇒花山 (昼食)

⇒須川⇒岩井川⇒十文字⇒


三ッ森山
⇒東由利 道の駅⇒

鳥海町
⇒花立⇒仁賀保高原⇒

コロニー入口⇒本荘⇒大内⇒

大正寺⇒小種⇒
出羽グリーンロード

モト ワークス ヒラタ 
走行距離 560km

南外 佐藤商店まで近い??




















岩井川 旅の駅
▼ブレーキレバーと共に登場?
5時前に目覚めた私は店に早目に到着する。天気は快晴、予報では日中の最高気温が32℃となっており先が思いやられるが、さすがに8月末ともなると朝はだいぶ涼しくなってきた。

私の後に直ぐU氏が到着、U氏結構気合入ってます。GSX−Rを出して着替えているとM氏が音も無く(普通はバイクの音で分かるのだが)現れる。そしてその姿はレーシングスーツではなく普段着のままだった? 何故?

彼はブレーキレバーが入ったビニール袋をテーブルの上に投げ出した。この投げ出したところに彼の気持が現れていたのだが、私はその状況を理解出来ないでいた。何故1本2万円もするブレーキレバーがテーブルに載っているのか?

M氏が語り始めた。彼がR1を外に出し止めようとしたその時、リヤタイヤが地面の段差に引っ掛かりR1は彼の向こう側に傾いていったという。しかしリヤシートにはバックが取り付けられており彼の左手が掴む場所はどこにも無く、R1はゆっくりと地面に横たわっていったのだった。

普通ならカウルやマフラーに傷が付きレバーが曲がる程度の事だったのだが、M氏のR1の場合少し事情が違っていた。フロントブレーキマスターシリンダーが AP RACING のラジアルポンプタイプが取り付けられていたのである。

この高価(約9万円)なマスターシリンダーは、レバー比をダイアルで無段階に調整出来る為、ブレーキの効きやタッチを自分の好みで選べる優れものなのだが、レバーが横から押されるとプルロッドが折損して使用不能になってしまうのが弱点だった。

今までR1を左側には倒した事は有ったが、右側に倒す事は無かったのだが選りに選ってツーリングの朝右側に倒してしまうとは・・・。

M氏がレバーをテーブルの上に放り出したくなる気持は良く分かったが、APのフルロッドを在庫している筈も無くここでM氏のR1での参加は無くなった。代わりのバイクでの参加をM氏に勧めてみたが、彼は今日のツーリングに対するモチベーションが落ちており、私は無理に進める事はしなかった。

これで今日の参加者はA氏とK氏を加えて秋田出発は四名、東成瀬で合流するB氏を加えて5名で走る事になった。

我々は6時過ぎ、M氏に見送られ我々四名は秋田を出発したのであった。


▼鳶とニアミス!

今回私はGSX−Rのリヤタイヤを METZELER SPORTEC M3 に変えてみた。フロントは BS BT−002street のままだったが、この組み合わせが吉と出るか凶とでるか気になるところである。

宝川の集落を過ぎ少しスピードを上げてみる。タイヤの皮剥きも終わっていない状態ながら、明らかに前回とハンドリングが変わっているのが分かった。

大張野駅近くで鳶(トンビ)が路上にいるのが見えた。スピードはそんなに出ていなかったが、昨年の北海道の事も有るのでブレーキを掛けスピードを落として近づく。私は今までの経験からカラスの逃げる速さを予想してブレーキを掛けてのだが、私の予想より鳶の動きが鈍かった。

私が近づいて来たのを察知した鳶は慌てて飛び立ったのだが、あろう事か私の方に向かって来るではないか。私は慌ててブレーキを強く掛け鳶を避けたのだが、鳶と私との距離は1メートルも離れていなかったと後で見ていたメンバーは証言している。

私の誤算はカラスと違い翼を広げると1m50以上にもなる鳶は、動きが鈍重で素早い動きが出来ない事だった。空高く飛んでいる鳶は小さく見えが、真近に見る鳶は大人が両腕を広げた位大きく、あれと衝突したらただでは済まなかった事だろう。

しかし、あれ程近くに鳶を見る機会は多くはなく、貴重な経験であったのも確かである。


▼METZELER SPORTEC M3

グリーンロードに入りスピードを上げてみると、M3これが結構いけ事が分かってきた。BSよりタイヤが路面をグリップしている感じが強く、滑っている感じがしなかった。調子に乗ってスロットルを開けて走っていたら、私の後ろを走っていたK氏(私と同じGSX−Rで彼もM3)と共に立ち上がりでブラックマークを2本路面に刻んでいたという。

フルスロットルを当てる機会が何回か有って、我々は南外のいつもの佐藤商店に到着し休憩となった。 私がニュータイヤの為ゆっくり行くと宣言していたのにも拘らず、先程のハイペースは何なんだったんだと、皆さんからクレームを付けられてしまった。

私もタイヤの様子を見ながらペースを上げるつもりだったのだが、M3の感触の良さから思わずハイペースになってしまった事を説明しお許しを願った。M3、ハンドリングとグリップ力に問題は無さそうで、後は耐摩耗性がどの程度のものかが問題なのだが、グリップが良いという事が磨耗が早い?という事にならない様に願いたいものだ。

M3新品の溝の深さがBT−002streetの5割増の6mm有る事が好材料なのだが、どうなんでしょう。それは今日一日走り終えればある程度の結論は出せると思うのだが・・・。

佐藤商店前の温度表示は20℃を示しおり、すごしやすい気温であったのだが、これが時間とともに上がっていくと思うと気が重い。暫しの休憩の後、我々はB氏と待ち合わせている東成瀬の旅の駅に向かう。


▼岩井川 旅の駅

大森、雄物川、浅舞、十文字、増田と走って東成瀬岩井川の旅の駅に待ち合わせの時間少し前に到着する。そこには既にB氏がジャケットの上を脱いで我々を待っていた。彼は我々がこれから向かう石淵ダムから県境を越えて来ていて、私は道路状況を聞いてみる。特に問題となる事は無い様だが、つぶ沼〜石淵ダム間は道路工事の為相変わらず路面に泥が落ちているとの事だった。

旅の駅では野菜の無人販売が行われており今日はトマトが二袋残っていて、一袋トマト四個入って100円だった。赤く熟れたトマトが美味そうだったので二袋買おうとしたら、A氏も家への土産に一袋ご所望で二人で分ける事にした。いつもは小さなバッグで野菜を入れるスペースが無く買うのを諦めるのだが、今回は北海道に向けて大きなバックで来ていた為買う事が出来たのである。

今回のツーリングは北海道に向け荷物の積載方法のテストを兼ねていたが、今回幾つか問題点が出て対策が必要となった。タイヤ、荷物、オイル等北海道前にやらなければならない事は沢山ある。

岩井川から大森山トンネルを抜け岩手県に入り石淵ダムまで一気に走る。





石淵ダムサイト
岩手県側は涼しい。
▼国道397号
岩井川から県境のトンネルまで登る道は、それなりの楽しいワインディングなのだが、この道も出来てから年月が経ち路面が荒れてきていて、うねりや段差に充分な注意が必要となっている。

岩手側のトンネルから先の道も同様の荒れ具合なのだが、こちらは左のブレインドコーナーが多くコーナー先の状況を確認してからスロットルを開ける事を心掛けなければいけない。私はこの道を旅の駅からつぶ沼まで先頭で走ったのだが、その時の私に後ろの状況を確認する余裕は無かった。つぶ沼で止まって後続を待った時、そんなに待たずに全員揃ったから結構皆さん集中していたのだと思う。

1・2・3速を使って走ったこの区間で我々は多くのガソリンを消費していたのだが、その時の私の頭の中に燃費の文字は無かった。全員揃ったところで石淵ダムに向かったのだが、B氏が言っていた様にこの区間は道路の付替え工事で路面に土が落ちており、慎重な走りが要求された。

我々は石淵ダムサイトのパーキングにバイクを止め休憩を取る。ここには自販機(缶コーヒー110円等10円安い)もトイレも有るから休憩場所としては使える。私はガソリンが心配になって各車の走行距離を確認したのだが、タンクの中までは確認しなかった。いつもの燃費でいけば(16km
/L以上)私は花山までガソリンは持つと考え、次の給油は花山と考えた。もしガソリンが足りなくなっても栗駒山の中腹にGSが有った筈だから問題は無い筈だった。

しかし、私はメンバーの多くが石淵ダムを出て直ぐ、予備タンクに入っていた事を次に止たった時まで知る事は無かったのである。


宮城県 いこいの村 栗駒
ここで引き返す事を決断する。





JA栗駒の集荷場に併設されたガソリンスタンド。
今日は休業だったのだが・・・。



当然レジにお金は入っておらず、手計算で精算となった。お釣が出ない様にキッチリお支払い。本当に助かりました。ありがとうございました。


ここでは花や野菜(大根等)を出荷しているという。



地元の農家の方と会話を楽しむB氏。



▼虫の知らせ?
我々は石淵ダムを出発、国道387号愛宕から衣川に向かったのだが、愛宕にはGSが有って衣川に右折する信号からそのGS見える。日曜日は時々休むそのGSの前にバイクが止まっていて、GSには明かりが点いているのが見えたから今日は営業しているようだった。

このGSで我々がガソリンを給油していればこれから先のドラマは無かったのだが、我々はドラマティックな展開に向かってまっしぐらに突き進んでいくのであった。

衣川の少し手前から一つ山を越えて南股川に出る道に入る。地図を見ていて発見したこの道は、結構楽しめる道だったがあまりにも短くアッという間に過ぎてしまった。国道342号に一旦出た後、直ぐに本寺橋を渡り栗駒ダムに向かう。この道はゆっくりと流すと気持ち良く走れる道で走りを楽しんでいたら、メーター横の予備タンマークが点滅を始め予備タンに入った事を知らせる。

ここで予備なら何とか花山まではガソリンは持つとその時の私は考えたのだが、それは私だけの事で、他のメンバーの状況は違っていた。栗駒ダムの上流に出た我々は、栗駒山の五合目いわかがみ平を目指す。右は駒の湯、左は世界谷地へ向かう十字路を直進、いわかがみ平に向かう。私はこの十字路を左折した所にあるコスモのGSを確認すると、確かにGSは在って安心する。

栗駒高原オートキャンプ場を過ぎ道がヘアーピンカーブを繰り返し標高を稼ぐ様になった時、後ろに積んでいた丸缶の荷物がずり落ちそうになる。先日のプチ北海道で支笏湖に落ちそうになった例の物である。

落ちそうな丸缶を私は背中で何とか抑えていたのだが、これは止まって縛り直さなければいけないと考え始めた時 いこいの村 栗駒 の駐車場が見えて来て、私は思わずバイクを駐車場に入れてしまった。

荷物の縛り直しと休憩となったのだが、皆さんから予備タンに入ってから暫く走った事を知らされる。B氏のFZR400RR−SPのタンクの中を覗いて見るとタンクの底でガソリンがポチャポチャいっている。私の感じでは、ガソリンの残りは0.5L以下と思われこのまま いわかがみ平 に向かえば途中でガス欠は必至と思われた。

そこで予定を変更し先ほど確認していたコスモGSに向かう事にしたのだが、荷物が落ちそうにならなければ私はそのまま いわかがみ平 に向かっていたから、何が幸いするか本当に分からないものである・・・。神様に感謝!?


▼開いててよかった?

我々は先ほどの十字路まで戻り、右折してコスモ石油のJAスタンドにバイクを止めた? しかし、何か雰囲気が・・・変? スタンドの事務所の扉は閉まっており誰もいない。 もしかして休みか? 「ガーン!?」

一瞬目の前が真っ白になった私だったが、下の建物の方に人が二人いるのを発見する。我々が視線を送っているとその一人が我々の方に歩いて来た。

私は恐る恐る尋ねた。 「もしかして、今日はお休み?」

彼 「ああ 休みだよ。」

私 「やっぱ休みなんだ・・・。」
   「何とかなりませんかねぇ・・・。」
     「この近くにGSは無いですよね?」

彼 「無いよ。」

彼の口調はそっけないものだったが、彼の顔には笑みがこぼれていた。

彼 「しょうがないなぁ・・・。ちょっと待ってて。」

彼は下の建物に戻って行き、鍵の束を持って帰って来た。
彼は我々の為に機械を動かしてくれたのである。

感謝! 感謝! 感謝! である。 早速、私から給油してもらう。

私は 「ギリギリまでお願いします。」 
   と言ってタンクの口まで入れて、15.4Lのガソリンが入った。
   タンク容量は18Lだからまだ2L以上余裕が有った事になる。

しかし、私の様に余裕の有る者だけではなかった。

A氏は17Lタンクに16.9L(しかし給油後停めておいたバイクからガソリンがこぼれてきたから、私の言葉を忠実に実行した彼が頑張り過ぎたようである。)入ったからガス欠寸前。

B氏も15Lタンクに14.8L入ってA氏同様ガス欠寸前だった。

U氏の隼は18.4L(タンク容量は22L)入ったが、まだ少し余裕は有った。

K氏のGSX−Rは私より1L近く多く入ったが、まだ20km以上走れる状態だった。

いずれにしてもここから一番近いGSまで20kmはあると思われ、ここで給油出来なかったら少なくても二台は走行不能に陥っていた事だろう。下の事務所に行って代金を支払事になったが、休業日の為レジの中にお金は無く、彼から 「お釣は無いよ。」 と釘を刺されてしまった。お釣の無い様に各自やり繰りして支払う事になったが、小銭を借り貸しして何とかキッチリ支払う事が出来て、彼に面倒を掛けずに済んだ。

彼らは今日農産物の出荷の為ここに来ていたのだが、もしその出荷が無ければ我々はガソリンを入れられなかったし、もう少し遅かったら彼らは仕事を終え帰っていたと思われ、本当に我々は幸運であった。先ほどの荷物の荷崩れと言い、今日我々は憑いているのかも?

ここの集荷場では野菜や花を出荷しており、箱に入った大根や綺麗にラッピングされた花が並んでいた。いつもならただ通り過ぎるだけのこの土地で、何が作られどんな産業で生計を立てているのかを今回知る事が出来た。今日は宮城県栗原市栗駒沼倉を少し勉強させてもらいました。


宮城県側の栗駒山への登山口
いわかがみ平1,113m



標高1000m以上とあって下界の暑さは無く、
快適な いわかがみ平。



以前来た時の建物は建て替えられ新しくなっていた。以前の方が山の中の一軒家の趣があったのだが・・・。


外はまだ暑いほどの気温ではなかった。午前中に温泉に入るのも結構良いかも?
▼いわかがみ平に再チャレンジ
ガソリンを満タンにして不安から開放された我々は、再びいわかがみ平を目指す。私が いわかがみ平 を訪れるのは久しぶりで5〜6年ぶり? いわかがみ平までの道は狭く走って楽しむ所は無いが、いわかがみ平(標高1,113m)からの眺望が良くたまに訪れたくなる。

今日は天候も まぁ まぁ で栗駒山も下界も見えている。さすがに標高1,113mは気温が低くすごしやすいく、下界では30℃を越えている筈だが、ここは夏でもエアコンは要らないと思われる。

このまま此処にとどまっていたいところだが、そうもいかず我々は来た道を引き返し、駒の湯に向かった。先ほどの十字路をコスモGSの反対側に左折、道なりに進むと駒の湯は在る。



▼駒の湯!?

私が駒の湯に来たのは久しぶりだったが、建物が新しく綺麗になっていて驚いた。タオルを持って玄関に行くと内部もまた以前と違っていて、小洒落た感じの今風のフロントで入浴料400円を支払、温泉へと向かう。ここの温泉は長い廊下を暫く下った先に有る。

浴場も新しくなっていて私が好きだった昔の面影は無く、綺麗な木製の湯船に無色透明の温泉が流れ込んでいる。前に来た時の私の印象では、温泉は白濁したお湯だと思っていたら透明なお湯だった。しかし、透明なお湯にもかかわらず木の浴槽には硫黄分が白く付着おり、ちょっと不思議な温泉である。

ここの湯船は8人も入れば満員状態の小さい湯船で、我々が入った時は入る場所が無い満員状態だった。しかし、入っていた人が我々の為に上がってくれて何とか全員湯船に入る事が出来た。泉温は高くはなく39℃位だろうか。長く入るのには良いお湯なのだが、混雑しているので長湯するには強靭な心臓が必要のようである。

我々は長湯する事も無くサッと入ってサッと上がってしまった。私は新しくなって綺麗な駒の湯よりも、以前の気楽に入れるひなびた感じの駒の湯の方が好きかな? 建物の大きさやお客さんの数を考えるともう少し浴場を大きくするか、浴場の数を増やした方がゆっくりと温泉を楽しむ事が出来て良いと思う。今の状態だと何か落ち着かない感じで、この温泉でリラックスするのは難しいかも・・・?

温泉から上がって玄関先のベンチで休憩する。テーブルの上には仙台からここまでの定期バスのチラシが載っていて、仙台から往復で2000円位(安い!)でここまで来られるらしいのだが、一日一本なので泊まりが前提の時間割になっているようだ。

仙台から交通費2000円で来られるのは良いのだが、ここに一泊するだけの魅力が有るのかどうかが問題だ。私の判断としては、微妙・・・だな?

まだ時間は11時前で今日の予定時間の半分にもなっていないのだが、K氏注意力が散漫になってきているようで、冷たい缶コーヒーを飲もうと温かい缶コーヒーのボタンを押してしまったらしい。温泉で温まった体を更に暖め汗をかくK氏であった。

休憩後、我々は駒の湯を発って昼食を取る為、栗原市花山の道の駅へ向かう。


道の駅 花山



自然薯ざる蕎麦(大盛)1200円



トライアンフとGSX−R
▼世界遺産!?
例の十字路を直進、集荷場の前を通過し細倉マインパークに向かう。集荷場から先は狭く曲りくねった道で、仁別国民の森へ行く道に似ていた。私はこの手の道が結構好きで、楽しんでしまいました。

細倉マインパーク前の道路工事もだいぶ進んで来たが、まだ完成には時間が掛かりそうである。この道路改修工事もう10年以上やっているけど完成は予定は有るのであろうか?

ちょうど12時、花山道の駅に到着する。我々がパーキングに入って行くと結構バイクが止まっていて、そのライダー達の視線が我々に集中する。いまどきスーパースポーツ系のカウル付きバイクがまとまって入って来たのだから注目されてもしょうがないとは思うが、十数年前は普通の光景だったのですがね。そろそろ我々は世界遺産に登録されちゃいそうです。


自然薯?

道の駅 花山 の名物は自然薯で、道の駅は自然薯の館と呼ばれたいるらしく、私は今回その自然薯を食べるのを楽しみにやって来た。レストランに入り席に着きメニューを開き自然薯を探す。自然薯を擦った物がお椀に入って600円、結構いい値段である。それだけではお腹は膨れないから、私は蕎麦と自然薯のセット1000円(蕎麦大盛1200円)をオーダーする。

お盆に載って ざる蕎麦と自然薯 が運ばれて来る。自然薯はスーパーで売っている長芋の白色と違ってベージュ色で粘りが強いコシ?が有る芋であった。食べてみると少し濃い目の味が付いていて、これをご飯にかけて食べるとちょうど良い感じである。

そこで自然薯に蕎麦を入れて食べてみると、これが美味かった。この味が自然薯の味なのか分からないが、自然薯は味と言うよりも漢方薬にも使われる滋養強壮、疲労回復などの多くの薬効が売りの食べ物と考えた方が良いのかもしれない。食べた食感は独自のものを持っている事は確かなのだが・・・。


▼トライアンフ?

食事を終え外に出て見ると先ほどまで並んでいたバイクが殆どいなくなっていて、トライアンフが一台ポツンと停まっていた。年式の割には綺麗な車できっとオーナー自慢の一品なのだと思われる。

私は古いバイクに興味は無いのだが、折角だから写真を撮っておいた。自分のバイクが写真に撮られてるのはオーナーとしては気持ちが良いもので(特にこの手のバイクのオーナーは)
、トライアンフのオーナーはきっと私が写真を撮っているのを見てニンマリしていた事だろう。


道の駅 東由利 暑さにゲンナリ!




























仁賀保高原下の見はらし台パーキング


ここから仁賀保高原まで工事中の区間が完成し一気に走る事が出来るようになった。


本荘105号沿のローソンで休憩。1名座りこんでます。


ここから一気に秋田市まで走る。しばしの休憩。
























▼一気に旅の駅まで
花山を発った我々は国道398号を北上し温湯温泉を通過、狭い曲がりくねった道を駆け上がる。狭い道なのだが、私がここに来るといつも燃えてしまうのは何故なんだろう。とにかく一生懸命次のコーナーを目指してスロットルを開けている自分がいるのだ。

私には湯浜峠の先に気になっている場所が在って、それは道路の谷側に車が十数台置けるスペースが在る場所で、そこから湯浜温泉に行く事が出来るらしいのだ。国道から沢筋に在る温泉まで徒歩で七分程で行けるらしいので、一度湯浜温泉に行ってみたいと考えているがまだ実現していない。帰りは坂を登って来なければならないから、暑い夏は避け秋か春に行きたいと考えているのだが・・・。

花山峠を越え秋田県に戻る。今日は車が多く楽しむ事は出来ないまま須川と小安とのT字に出る。我々は右折し須川に向かったのだが、ここは道路中央に黄色線が引かれていて車が道を譲ってくれなければ前には出られず、殆どの時間を車の後ろで過ごしてしまった。

須川から国道342号に入り東成瀬の岩井川に向かってペースを上げる。下り始めて少しすると登坂車線の在る場所の出る。ここには栗駒水なる水汲み場が有って、いつも沢山の車や人がいる事が多くスピードを落とすと、今日も車が沢山停まっていた。

登坂車線を過ぎ再びペースを上げると、我々は一台のネイキッドバイクに追い付いた。少しネイキッドの様子を伺った後、私は一気に追い越しを掛ける。私は普通に追い越しを掛けたつもりだったが、後ろで見ていたメンバーの話では私がネイキッドライダーを追い越した時、彼は大変驚いていたと言う。

彼は私が後ろから近づいてきたのを知らなかった模様で、突然横をから現れたバイクに驚いてしまったようだ。彼はそれ程に前方に集中(ミラーを見る余裕が無かった?)し一生懸命走っていたと思われるが、たまには後を確認する事も必要かな?

イヤイヤ 驚かしてしまった私が悪いのです。深く反省しております。驚かして本当に申し訳御座いませんでした。今後、今回の様な事が無いよう気を付けたいと思います。何卒ご容赦下さい。 しかし、再び彼と出会う事は無いか・・・?

須川の下りを楽しんだ我々は、今朝立ち寄った旅の駅に再びバイクを停めた。


▼岩井川は貴重な給油ポイント!

我々が休憩している前を多くのバイクが走って行く。その中に栗駒方向から増田方向に走って行ったバイクが、暫くすると戻って来てまた栗駒方向へと走り去って行くばいくが・・・? それも一台だけではなく二台も・・・? ナゼェー!

私なりにその訳を考えてみた。戻って来たバイクは何れもOFF系のバイクで、航続距離が短いバイク達であった。我々が休んでいる旅の駅の増田側にはガソリンスタンドが有って、彼らはガソリンを給油して戻って来たと考えるのが妥当な結論ではなかろうか。

国道397号から国道342号須川に抜ける場合やその反対の場合、暫くGSが無い状態が続くからここ東成瀬で給油する事が必要となったともの思われる。岩井川には二軒のGSが有って休日でもどちらかのGSが開いているから、休日を走る事が多い我々に取って貴重な給油ポイントになっている。


▼三ッ森山で初体験

岩井川を発って 道の駅 東由利 に向かう。増田、十文字付近まで来ると気温が上がってきて先ほどまで涼しい山の上にいた我々に取っては、結構堪える。GSX−Rの水温も信号に止まると100℃を越えるようになり、エンジンからの熱気も私を苦しめる。

走り出せば風が当たって水温は80℃付近まで落ち、体も風が通って少しは楽になるのだが、横手盆地の中は確実に30℃を越えていると思われる。

国道107号に出た我々は、雄物川を渡りグリーンロードに入る。我々は三ッ森山林道を越え道の駅を目指すのだが、B氏が三ッ森山林道が初めてであった為私が彼の先導をする事にした。そこで誰が先頭を走るかが問題となったのだが、私は最近ここを走り込んでいるU氏を先頭に指名する。

彼がFUNKYで走り始めてから二年経ったが、これまで一度も先頭で走った事は無かった。彼もこの二年の間に数々の経験を積みFUNKYの走りを習得しつつある。三ッ森山は彼の練習コースにもなっており、今回コースを熟知してる彼に先頭を任せてみる事にしたのである。

三ッ森山の入口に来ると一台のバイクが止まっていた。CBRの600か1000のどちらか(タンデムシートの後からマフラーが出ていた。)の彼は、三ッ森林道が初めてなのか入口にある看板に見入っている。我々はその横をすり抜け三ッ森山を上り始める。

私が左側に寄るとU氏が先頭に立ちそれにA氏とK氏が続き、私の視界から消えていった。私は彼らの走りを見る事は出来なかったが、後で聞いた話だと先頭の隼に乗るU氏の走りは、危なげの無い速い走りであったという。


▼走り込んだ者勝ち

三ッ森山林道は結構トリッキーなコーナーが多く、初めて走るライダーは思わぬトラップに引っ掛かる危険性が有る為今回私がB氏を先導したのだが、元々私自身この道は不得意でちょうど良かった。

この道は走り込んで道のレイアウトが頭の中に入っている者に敵わない。アメリカGP(moto GP) が開催される ラグナ セカ もコークススクリューの様なトリッキーな所があり、走り慣れた者が上位に入っているが、三ッ森山林道も ラグナ セカ 同様走り込んだ者勝ちの道で、初心者は無理は禁物である。コーナーを良く見極めて慎重にコーナーに進入する事をお勧めする。

三ッ森山林道の出口で待っていた前の三台と合流 道の駅 東由利 に向かう。


▼最悪燃費

道の駅で暫く休憩。皆さん暑さでグッタリモード、水分補給に励む。我々が休んでいる目の前に先ほど三ッ森山林道入口で止まっていたCBRがやって来た。我々から遅れる事10分位?でここに到着したようだ。道にでも迷ったのだろうか。チョッと時間掛かり過ぎ?

B氏のFZRが予備に入っていると言うのでタンクの中を覗いてみると、距離は150km程度しか走っていないのにタンクの中いは1L程度しかガソリンが残っていない様に見える。この残量では予定していた笹子のGSまで持ちそうもない感じで、目の前にあるJAスタンドで給油する事にしたのだが、私には一つ気掛かりな事があった。それはこのGSに関するある情報であった。

それは最近ここで給油したM氏(今朝ブレーキレバーが折れた人)からの情報で、ガソリンの価格がすごく高かったとの情報であった。その為私は給油を終え納品書が出てくるまでビクビクものだった。

私がスタンドマンから渡された納品書の単価欄に恐る恐る目をやると、税込み142円と普通の価格だった。むしろ現在の相場から言ったら安い方かもしれない。私はM氏から価格が高いとは聞いたが、幾らだったかは聞いていなかった。こうなるとM氏が幾らで入れたかが気になるところだ。

ところでB氏のFZRには14L以上入って燃費は11km/Lを切っていたようだ。彼のFZR400RR−SPはメーカー指定のハイオク仕様なのだが、さらにB氏のFZRの場合シリンダヘッドを削って圧縮比を上げてある為ハイオクが必須であった。しかし、前回給油した栗駒では、ハイオクが無かった為レギュラーガソリンを入れていた。

その為、駒の湯を出る時坂道発進でエンスト(クロスミッションでもあるが)を何回もしていたし、中低速で負荷を掛けられない為高回転を多用していた模様で、それが燃費低下に繋がったようである。

しかしハイオクを入れなかった事でこれほど燃費が違うとは、本当に驚いてしまった。ハイコンプレッションエンジンとFCRキャブレターの組み合わせに、レギュラーガソリンは禁物であるようだ。

給油を終えた我々は、立石峠を越えて鳥海町には入り猿倉に向かった。


▼鳥海山山麓をグルッと

当初の予定では笹子から法体の滝を経由して猿倉に出る予定だったが、時間的に余裕が少なくなったのと暑さに負けて猿倉にショートカットする事にした。猿倉から矢島花立てまでの道は、K氏を先頭に先に行ってもらう事にして、私はB氏と共に後を追った。

この道は見通しの良いコーナーが多くスピードが乗り結構楽しめるのだが、スピードが乗る分直ぐに終りがきてしまうのが少し残念だ。矢島スキー場口から花立までの道(現在工事中)が完成すれば、少しは長く楽しめるのだが・・・。

花立からは私が先頭で南由利原から仁賀保高原へと向かう。仁賀保高原の上りは再びB氏にお願いして私はB氏とランデブー。上り切ったところで今度は私が先頭で仁賀保に向かって下って行く。

この道は工事中だった区間が完成したとの情報を得て今回訪れたのだが、新しく完成した区間は路面が黒々としており滑りそうで慎重になってしまった。下のパーキングまで行って休憩とする。このパーキングこれまで幾度となく利用させもらっていたのだが、今回初めて見はらし台という名前が付いている事を知る。

鳥海山の山頂がよく見えるという事で見はらし台と名付けられたようだが、確かに鳥海山の山頂 新山(2236m) がここからよく見えている。大きな岩が積み重なった新山山頂に立ったのはもう何年も前の事だが、秋田市は勿論、男鹿半島から白神山地まで見えていて、秋田の海岸線を全部見渡せる感じだったのを思い出す。 「もうあの山頂に立つ事は無いのかな・・・?」

我々が休憩している横を新型クラウンのパトカーが通り過ぎて行く。今までここでパトカーを見た事は無かったが、道路改修か終了し新たにパトロール巡回路に加わった様である。それでなくても由利原高原近辺では交通事故が多くパトカーの数が増えている。皆さんも走行には充分お気を付け下さい。

夕方になっても気温はまだ高く土田牧場でソフトクリームでもとも考えたが、走って直ぐまた休憩というもの疲れるので本荘まで走る事にする。K氏を先頭に先ほどの順番で走り始める。新しく完成した部分には大きなRの深い右コーナー有って深いバンク角を楽しめそうなのだが、今回私は黒い路面にビビッてしまいそれなりに走ってしまった。路面がグレーに変わったらまたチャレンジしたいと考えている。

走っていて数台スーパースポーツ系のバイクとすれ違ったが、全線改修が終わった事によりパトカーだけでなくバイクの走リ好きの方々もまた集まって来ているようで、事故が起きない事を願うばかりである。仁賀保高原を駆け下り、西目のコロニー方面に向かう。

ここは私が先頭でコロニー入口まで走ったのだが、先頭で走るのは久しぶりでリズムが掴めず苦労する。気を付けなければならない箇所か多いこの区間は、行け行けドンドンでは危険が危ない。メリハリを付けた走りを心掛けたいものである。


▼そろそろ疲れがピークに!?

本荘に出た我々は、国道105号沿いのいつものローソンで休憩する。立って話し込むメンバーの中にあって、一人地面に座り込むメンバーがいた。この時、彼は疲労がピークに達していた模様で立っている気力も無かったようだ。ここから秋田まで1時間、それを走り切る為彼は座って体力の回復を図っていた。

私は土田牧場のソフトを諦めた変わりに最中アイスを買ったのだが、レジでお金を払おうと110円をカウンターの上に置いたら、年配のお嬢さんに 「158円です。」 と言われてしまった。

「エェーッ!」 アイスをよく見たら 「北海道の小豆を使用」 と書かれた税抜き150円の高級アイス最中だった。私は慌てて50円玉を差し出す。疲れのせいで注意力が散漫になった? 訳ではなく、アイスは全て100円と思い込んでいた私の早合点でした。私はコンビニのアイスが100円だけではない事を知ったのであった。 「思い込みが事故を誘発する。」 これはバイクで走っていても言える事で、今後充分注意したいと思います。


▼B氏とお別れ

本荘を発って一気に秋田まで走る事にする。B氏は岩手に帰る為我々が国道105号と別れ大正寺に向かう信号まで一緒に走り、彼はそのまま国道105号を走り横手に出た後、国道107号で岩手に向かう事になった。

後で考えたら本荘のローソンから国道107号に出て横手に向かった方が簡単だった事に気付いた。距離的にはそんなに違わないと思われるが、国道一本で行けるので余計な気を使わなくても行けたの筈で、B氏には悪い事をしてしまった。反省!


▼最後の仕上げはグリーンロードで

大正寺から小種に出てグリーンロードに入る。ここから国道13号まで私が先頭で走ったのだが、この区域のこの方向はいつもM氏(今朝ブレーキレバー折った人)が先頭の担当で、私がここを先頭で走るのは久しぶりだった。

最終ステージに入る手前の一時停止に止まった時、我々の前に一台の車がいた。私はその車が県立公園方向に左折して行くのを願っていたのだが、車はそのまま直進して行く。その車が無駄に頑張って我々から逃げようとスピードを上げて走り始める。

私はその車を美味しい右コーナー手前で追い越しておきたかったのだが、集落の中での追い越しをためらっていたらコーナーまでに前に出る事が出来なかった。全体での追越を考えていたらいつまでたっても追い越しは出来ないと、高速の下をくぐった後の左コーナー手前で私は車の前に出る。

後ろ三台は車の追い越しに手間取ったのか私のミラーに映らなくなってしまった。スピードを落として少し待つと直ぐ三台は現れモーレツなスピードで追い上げて来る。私も再びスピードを上げ走り出し、グリーンロードを楽しんだのでありました。


皆さん、お疲れさんでした。
座っている人は?
▼最後の最後にオットット!
大張野のワインディングで、私は後ろから三台を追い掛けてみた。すると彼らの走りに無駄は無く三台揃って綺麗にコーナーを抜けて行く。走りに見取れていたら次第に彼らとの間が開いていく。彼らの走りのレベルは、私が楽して着いていけるレベルで無い事を思い知らされた。

秋田に近づくと車が多くなり車に着いて走る事が多くなる。横山金足線に出る三個手前の信号で、信号の変わり目に出くわしてしまった。私が黄色に変わったところで交差点に進入、後ろも私に続いた。そして次の信号も同様に黄色で進入しそうになった。前の信号と違っていたのは、対向車線に右折しようと待っている車がいた事だった。

私は行くか止まるか一瞬迷ったが、このまま進めば右折の車が曲がる頃には横の信号が変わってしまうのではないかと心配になり、止ま事を決断しブレーキを掛ける。ブレーキ自体はそれほど急激なわけではなくリヤタイヤが浮くほどのものではなかったが、私の後ろにいたU氏がパニクってしまった。

U氏が私は進行すると判断しスロットルを開けた瞬間私のストップランプが点灯、彼は反射的にスロットルを戻しフルブレーキを掛けたが、彼は私の真後ろにいた為私に追突しそうになってしまったのである。

しかし彼はフルブレーキを当てながらラインを一車線分右にずらし 「オットット!」 、何とか私に追突しないで停止する事が出来たのであった。日頃の鍛錬が追突を防いだのだが、前の車と接近して交差点に進入する時は、前のバイクとラインをずらしておくと良いだろう。そうする事で追突の危険性を回避する事が出来のである。

6時20分、我々は無事秋田に帰還する。そしてそこには我々の帰りを待っていたM氏の姿が有った。彼は今日、R1からせローに乗り換え林道を走りに行っていた様で、元気?に我々を出迎えてくれた。

今日の出来事をM氏に話したり、今回私やK氏が初めて履いて走った METZELER SPORTEC M3 の話で会話が弾む。

私は今回 フロントを以前から履いていた BS BT−002street をそのままにして、リヤに新しい SPORTEC M3 を履いて走った。私の場合ハンドリングやグリップ力に特に問題が無かったが、前後ともM3のK氏はフロントが少し重い感じがすると感想を述べていた。

我々の走り方では、フロント BT−002street の方が M3のリヤと相性が良いのもしれない。この問題は今後のペンディングとなったが、我々は新たなトライをしていく予定にしている。

私のGSX-Rに履いたM3は、560km走って溝の深さが6mm(新品)から1mm減って5mmになっていた。このペースでいくと3500km位で溝がなくなる計算になるが、走りにもよるので今後の推移を見ていきたいと考えている。私の希望としては4000kmは持って欲しいのだが、その結果は今年中に出るものと思われる。

話は尽きなかったが、お約束の写真を撮って解散となった。来月はFUNKY最大のイベント北海道ツーリングとなっている。

BS BT−002 street フロントタイヤ
スポーツサクト構造のセンターとサイドの
コンパウンドの違いが良く分かる。

今年の秋田は8月末になっても猛暑! その中を560km走った今回のツーリングで私は少しお疲れモードに・・・。しかし、リヤタイヤを変えて走りが楽しく変身したGSX−Rと共に、9月は北海道へ・・・。


2006 FUNKY 5th.Touring





                                  Report By Ryuta

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