古遠部温泉      青森県南津軽郡碇ヶ関村

地 図




青森県碇ヶ関村の国道282号からオフロードの脇道を少し(1km弱)入った所に古遠部温泉は建っている。

浴場の建物自体が温泉の析出物の上に建っている珍しい温泉である。


日帰り入浴料は260円(税込み)。







浴場は広くはなく十人も入れば満員状態になりそうである。ここの温泉の特徴は温泉の湯量で、1分間で800L(ドラム缶4本分)の湧出量で湯口からは小川のようにお湯が流れ出ている。

そして湯船から溢れ出たお湯は、床を流れ音をたてて排水溝に流れ込んでいる。

温泉は無色では無いが透明で、微かに茶色っぽい色が着いおり独特の臭いがする。





温泉の味は、一言で言えば「不味い!凄く不味い!」温泉で、これほどに不味い温泉を飲んだ事はない。飲み過ぎるとお腹を壊す事もあるそうだから、飲み過ぎには充分注意しないといけない。

これは温泉に含まれる金属イオン(Al、Fe、Zn等)や硫酸、塩素、ヒドロひ酸、ヒドロ炭酸イオンなどが醸し出す絶妙な味覚なのだと思う。


古遠部温泉と同じ古遠部の名を持つ古遠部鉱山(閉山)が坂梨峠の秋田県側に有り、そこからは古遠部鉱と呼ばれる黒鉱(多種の金属が含まれる。)が採れていたというから、この温泉にも多くの金属成分が含まれていたとしても不思議ではない。

また、この温泉はカルシウムやナトリウムが多く含まれており、温泉からの析出物が湯船の縁や床に析出物が堆積している。



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