コース


秋田⇒広域農道⇒協和⇒角館⇒仙岩トンネル⇒雫石⇒網張⇒小岩井⇒滝沢⇒外山ダム⇒岩洞湖⇒

岩泉⇒しもへいグリーンロード⇒普代⇒北山崎⇒田野畑村 昼食 北川食堂⇒しもへいグリーンロード⇒

岩泉⇒安家⇒山形⇒平庭高原⇒葛巻⇒沼宮内⇒松尾⇒八幡平樹海ライン⇒八幡平アスピーデライン

蒸ノ湯温泉 入浴⇒国道341号⇒玉川ダム⇒田沢⇒角館⇒協和⇒広域農道⇒

モト ワークス ヒラタ  走行距離 600km




3.11後 初めて三陸海岸を目指す・・・

 今回の 2012 FUNKY 3rd.ツーリング は、私が昨年の東日本大震災後初めて三陸海岸を訪れるツーリングで、一年経った三陸海岸が今どのような状況なのか自分の目で確かめるツーリングとなった。

 例年FUNKYでは三陸海岸(田野畑、北山崎、普代地区)を訪れていて、昨年も三陸海岸手前までは行ってはいたが、あえて津波の被害が有った場所には足を踏み入れないでいた。それは楽しみとしてバイクを走らせる我々が、行ってはいけない場所だと考えたからなのだが、震災から1年が経ち津波の被害に遭った地域の瓦礫も大方片付けられ復興も徐々にではあるが進んでいると聞き、今回の3rd.ツーリングは例年通り三陸海岸の北山崎を訪れる事にいたしました。


雨の心配は無さそうだが、気温が低く少し幅寒い。

 6月初旬に行われた3rd.ツーリング当日の朝は、空には青空も見えていたが少し肌寒く(気温13℃)まだ春から抜け出せていない気候であった。

 今回の参加者は、私の GSX−R1000、ZX−10R、GSX−R750のいつもの三台で、定刻のAM6:00に秋田市を出発した我々は、広域農道から国道46号に出て岩手県を目指し走り始める。

 今日の広域農道と国道46号は車が少なく思いのほか早く仙岩峠に到着、いつもは峠の茶屋で休憩を取るのだが、今回は仙岩トンネルを抜け岩手県に入った雫石の道の駅にバイクを停める事にした。


道の駅 雫石 岩手県も天気は良さそうだ。

 トンネルを抜け岩手県に入ると天気は曇り空だったが、道の駅まで下ると青空も顔を出して雨の心配は無さそうである。今日の道の駅 雫石 には結構沢山のバイクが停まっていて、その殆どが岩手ナンバーでしたが我々とは反対にこれから県境を越え秋田県に向うようでした。

 最近と云うか今年になって岩手県内で見掛けるバイクの数が、昨年より増えたような気がする。大震災から一年が経ち、岩手県の皆さんもバイクで出掛ける余裕が出てきたのかもしれませんね・・・。

 道の駅で体調を整えた我々は、網張高原経由滝沢経由で岩洞湖レストハウスを目指して走り始める。国道46号から雫石スキー場に向かい玄武温泉に出た我々は、岩手高原スノーパークに向って上りのワインディングロードを楽しんだ後、一気に小岩井農場方面に向かって掛け下る。

 途中から滝沢方向に左折して国道282号に出た我々は、国道4号に出る手前の信号を左折し滝沢駅前を通過、県道16号で国道455号小本街道に出て左折、外山ダムに向かう。外山ダムに上がるこの道は、細かいワインディングロードで車がいなければ楽しめる道なのだが、今日は車が結構走っていて我々は無理をせず車に着いて標高を上げて行く。

 外山地区を過ぎ道が岩洞湖の湖畔沿いを走るようになると、道も広くなり車の前に出られる直線も増えて、私は少しペースを上げて走りを楽しみ、岩洞湖レストハウス前パーキングにバイクを停める。

 いつものようにここをベースに走りを楽しんでいる走り屋さんのバイクが停まっていたが、今日はその数が少な目でいつもいる常連のDUCATIの姿も見えなかった。しかし、別のDUCATI?を含め数台の走り屋さんのバイクが停まっていて、その傍にはベンチに掛けて朝の爽やかな陽射しを浴びながら次の走りに備えるライダーの姿が見られた。

岩洞湖レストハウス到着
ここまで来ると雲も取れ気温も上がってきた。

このバイク達は走り屋さんではなく
我々と同じくツーリング中・・・?

岩洞湖周辺はまだ新緑の季節でした。
 充分に休憩を取った我々は、岩洞湖を発って国道455号の早坂トンネルを抜け渓流沿いのワインディングを楽しみながら国道340号に入り、小川のいつものGS ミナカワ石油 にバイクを止めてガソリンの補給を行う。

初めての道 下閉伊グリーンロード で北山崎へ

毎年お世話になっている岩泉町小川のミナカワ石油さん

 FUNKYが毎年立ち寄っているミナカワ石油のスタッフの中にはFUNKYの顔を思えている方がいらっしゃって、我々がバイクを停めヘルメットを脱ぐとニコニコと微笑ながら中でコーヒーでも飲んで休んで下さいと言ってくれる。

 我々は毎回お言葉に甘えてコーヒーメーカーを勝手に操作してコーヒーをご馳走になるのだが、ここのコーヒーで一服するのを楽しみにしているメンバーもいるようです。


ドリップコーヒーを頂きます。


 これからの我々の予定は、岩泉から昨年の暮れに全通したと云う 広域農道 下閉伊(シモヘイ)グリーンロード を通って普代村に出て三陸海岸の景勝地 北山崎 に向うのだが、下閉伊グリーンロードの全線走るのは今回が初めてで(岩泉側の一部区間は何回か走っている)、私は迷わずに行けるか少々不安なところがあった。

 下閉伊(シモヘイ)グリーンロードは完成して間もない道の為、事前に調べた地図にもまだ一部しか載っておらず、国道45号のどの辺に出るのかハッキリと分からなかった。開通式が行われたとWEB新聞に載ってはいたものの、初めての道を走る時は何かと緊張しちゃいますね。

 給油と休憩を終えた我々は岩泉の街で県道7号に左折、龍泉洞の前を通過して少し走ると 田野畑 と書かれた青看板が見えて来た。そこに下閉伊グルーンロードの文字が有ったかどうかの記憶は定かではないが、何れにしても龍泉洞から少し走った先に在る青看板ですから間違う事は無いと思います。

 その道を右に入って しもへいグリーンロード の看板が有れば問題無し。以前訪れた時はまだ工事中だった上り口の区間には、綺麗な曲線を描く橋が完成していて道幅も広くなり砂利道区間も無くなっていた。そこを快調に走った我々は夏節トンネルに突入、その先も新しくなていると思ったら以前と変わらぬ狭いままで少しガッカリでしたね。

 右手から合流する 道の駅 たのはた に通じる道を過ぎ少し走ると、左手に分岐が見えて来る。それは以前から有った県道173号の分岐で、それが下閉伊グリーンロードの一部なのか私には確証が無かったが、まず県道173号に入って様子をみる事にした。県道173号(私が県道173号を走るのは初めて)を暫く走ったが、新しく工事が行われた形跡は無く私が少し不安になりかけた頃、道幅が広くなり明らかに新しく造られたと思われる道に変わった。

 道の造りは秋田の出羽グリーンロードに似ており、私はその道が下閉伊グリーンロード(農林水産省所管の広域農業開発事業に伴う道)である事を確信したのだが、出羽グリーンロードと同様新しく造られた区間と既存の道を利用した区間とが混在する道で、人家も所々に有って走行には充分な注意が必要な道であった。

 出羽グリーンロードと下閉伊グリーンロードのどっちが走って楽しいかと聞かれたら、私は出羽グリーンロード派かな・・・?

津波の破壊力を目の当たりに・・・
 下閉伊グリーンロードを道なりに走って行くと、我々は普代の街の少し先(野田村寄り)の国道45号に出た。その場所は地図を見て予想していた地点で、私はそこを右折して普代の街に向かう。北山崎に向うには普代の街を抜け川を渡った先の信号を左折して川に沿って普代浜に出るのだが、その手前に津波対策の大きな防潮堤(高さ15m?)が有って我々はその堤防を潜って三陸海岸に出る事になる。

 以前からその堤防を潜る度その大きさに驚いていたのだが、今回その堤防を潜って堤防手前の景色とその先の景色の違いに私は驚愕する。堤防の手前に在る普代の街は以前と全く変わっていなかったのにもかかわらず、堤防から先の景色は一定レベルから下に緑が無い荒涼とした景色が広がっていた。

 山肌や木々にはハッキリとした水平線が刻まれており、その高さは考えられない程高い所に在った。震災から一年が経っており、その高さが当時のままかどうかは分からないが(木々は成長しますから)、いずれにしても私の想像を越える高さにそれは在りました。

 海岸に出て少し進むと左手に漁港が見えて来るのですが、岸壁の奥に建っていた建物は以前に有った物とは違っていて、新しい物に変わっていました。一年が経ち流された建物が再建されたものと思われますが、その数は以前より少ないように感じました。

 道路右側には高い堤防が有ってそこには大きな鉄の扉が設置されているのですが、この堤防で山側に有る集落は津波の被害を免れたと聞く。多くの防潮堤が津波を防げず甚大な被害を受けたのに対し、普代村の堤防は高とその丈夫さで津波を跳ね返したのは、先人の見識の高さがだったのでしょうね。

 海岸から離れてヘアーピンカーブを抜け内陸に上がると、その景色に以前と変わった所は全く無く震災の影響を目にする事は無かった。我々はいつものように北山崎のパーキングにバイクを止めたのだが、いつもは数台は停まっている観光バスの姿は無く、観光客の車も殆ど見られませんでした。

 大震災以降三陸海岸を訪れる観光客の数が激減したと聞くが、一年以上経った今でも観光客の数は回復していないようでした。

 我々はいつものように展望台で記念写真を撮って北山崎を後にしたのだが、いつも買う田野畑ソフトの店員さん達は暇そうに話し込んでいましたし、展望台には我々以外観光客の姿は無く、何とも寂しい今回の北山崎でした。

北山崎 展望台に向かう道も閑散としていた。

今日の北山崎は曇って見通しが悪く
景色的には今一でした。

記念写真を取って退散。
 北山崎を出発した我々は田野畑に向って走り始めたのだが、ワィンディングロードを楽しんだ後海岸線に下ると、そこには今まで見た事の無い景色が広がっていた。彼方此方にまだ瓦礫の山が残されていて海岸線に沿って造られた堤防が原形を留めない位破壊された姿がそこに有った。

 しかし、道の標高が少し上がると人家も以前のまま何事も無かった様に建っていて景色も変わらず、そしてまた道が下ると荒涼とした景色が広がっていた。海岸線に建つホテル?の三階の窓が破壊されており、津波がそこまで来た事を物語っていたが、テレビで見るのと違い実際に自分の目で見てみるとその高さは私の想像を越えものでした。

 道の坂を上ったり下ったりすると景色が一変するこの風景は何とも不思議で、これが津波被害の特徴なのでしょう。自分がいる場所の高さが運命を左右する津波被害は、ある意味避けようと思えば避けられるわけで、今後の復興のあり方をどうするのか考えさせられましたね。

 三陸鉄道北リアス線田野畑駅手前で線路のガードを潜り内陸に入った我々は、ペアーピンカーブを幾つがクリアーして標高を上げ田野畑村役場近くの国道45号に出て信号を左折、今日の昼食場所北川食堂に到着する。時間は予定通りの開店時間ジャストのAM11:00でした。

2年ぶりの北川食堂

予定通りにAM11:00に田野畑に北川食堂到着。

私は1日20食限定のじゃらん生ウニ丼
と味噌汁お新香付のセットをオーダー

最近昼食はおにぎり1個の私には丁度良い
じゃらん 生ウニミニ丼 1000円
 早速店内に入ると1日20食限定のミニ生ウニ丼の札が下がっていた。昨年は三陸海岸でウニが獲れない為北川食堂では生ウニ丼は出されていなかったと聞くが、今年は復活したようで私は大いに喜んだのでした。

 私は限定20食につられてミニ生ウニ丼の注文券を(本日のオーダーNO.1)ゲット、他のメンバーさんもそれぞれのメニューをオーダーする。そして二年ぶりに食べた北川食堂の生ウニ丼は美味かった。何よりもウニが新鮮なところがここの生ウニ丼の特徴なのだが、しっかりと料理人が手を入れて仕上げた北川食堂の生ウニ丼は旨いです。

 他のメンバーが食べた5地層丼は、海鮮丼いちご煮丼(ウニとアワビを煮た物)を地層のように重ねた丼で、上の海鮮物は海苔で巻いて手巻き寿司風にしても食べられ、下のいちご煮はウニとアワビのコラボレーションが絶品であると食べたメンバーの感想でした。

こちらは通常のな生ウニ丼 時価 2500円?

いちご煮とはウニとアワビを煮た物のようです。

大きな海苔が付いていますので、
手巻き寿司風にも食べられます。
下がいちご煮丼になってます。

少し早目の昼食を終えて食休み。
これから平庭高原へ向います。

 二年ぶりの北川食堂の昼食を堪能した我々は、外でこれからの走りに備えて食休みを取る。

 これからの我々の予定は、此処から宮古方向に少し走った先に在る 道の駅 たのはた から山側に入り、今朝ほど走った下閉伊グリーンロードに出て岩泉に戻り、そこから県道7号を北上し安家経由久慈市山形町経由で平庭高原を目指す。

 このコースで問題なのは国道45号からの入り口で、地図によると道の駅手前から右に入る道が有って、その道を道なりに行くと右側に下閉伊グリーンロードに繋がる道が見えて来る事になっていた。

 私がこのルートを走るのは初めてだったが、道の駅手前で右に入る道を見つけ、次に右に入る大きな道を見付け私はその道に右折する。

 しかし、その道は私が探していた道ではなく小さな集落に向う道だった為、我々は集落の中でUターンを強いられる事になってしまうのである。

 元の道まで戻って先に進むと道は道の駅の奥と繋がっていて、道の駅からこの道の出られるようになっていた。結局そのまま道なりに走って橋の手前の道を右に入るのが正解でしたので、国道45号から下閉伊グリーンロードに出るには、道の駅 たのはた のパーキングを抜けて奥の道を左折、橋の手前の道を右に入るのが良いと思います。

今日の道路は車が少なく快適な走行を楽しむ
 道に迷いながらも何とか下閉伊グリーンロードに出た我々は、県道7号に出て安家を目指す。安家の手前には峠が在ってそこで少しスロットルを開けて安家で小休止、そこから先にも峠が在りますがそこは一車線半の狭い峠でだた通過するだけの峠となります。

 山根で県道29号に左折、峠を二つクリアーして霜畑に出た後県道29号と別れて北上、国道281号沼袋に出て左折し 道の駅 白樺の村 やまがた にバイクを停める。ここまで一時間ちょっとの一気走りだったが、田野畑の海岸部と違って内陸部の山形は天気も良くなって気温も上がり暑くなっていた。



道の駅 やまがた
後ろに見えるのが山形のショッピングもーる?

 私は多くの商店が入っているショッピングモール?(日用雑貨から食料品まで販売している)でアイスクリームうを買おうとしたのだが、中は閑散としていた。広い店内を探し回りアイスボックスは見付けたのだが、支払いをする場所が分からなかった。

 少し離れたところに店員らしきオバサンが数名話し込んでいたのでレジの場所を聞いてみると、反対側の入口近くのレジで払うように言われる。広い店内を歩いて反対の入口まで来たが人影は無く、私はアイスを手に困ってしまったのだが、少しして奥からオバサンが出て来て何とかアイスクリームをゲットする事に成功する。

 日曜日の昼時にお客の姿は私だけで、このショッピングモールの先行きが危ぶまれるのだが、道の駅に併設されたこのショッピングモールが観光客が減った今、いつまで存在できるのだろうか・・・・?

 残念ながら X Day はそんなに遠くないような気が・・・・?

 道の駅で休憩を取った後、我々は平庭高原の高速ステージに向って走り出す。今日の平庭高原は車の数が少なく、殆ど前を遮られる事無く峠のパーキングまで走る事が出来た。こんなにクリアーな平庭高原を走るのは初めてだったかもしれませんね。

 我々は平庭高原の白樺の森に甲高いエキゾーストノートを響かせ駆け抜けてしまいました。

 予定では平庭高原を下ってから袖山高原へ上がる事も考えていたのですが、平庭高原での走りで満腹状態だった為、今回は袖山高原をパスして葛巻から沼宮内へと向った。


松尾八幡平IC近くのGSで今日最後の給油

 国道281号を淡々と走った我々は沼宮内の国道4号に出て右折、鉄道の上を越えた先で広域農道?に右折して松尾八幡平IC近くのGSを目指す。この農道は出羽グリーンロードと違い道幅が狭く、道の両側には農地や人家が並んでいて走りを楽しむ様な道ではないが、信号も無く走っている車も少なく我々はそれなりに走って国道282号に出る。

 国道に出て右折し直ぐに左折して踏切を渡った我々は、松尾八幡平IC出口のGSにバイクを止め給油を行う。ここで給油すれば秋田市まで燃料は持つ為、これが最後の給油となる。

 休憩を充分に取った我々は、これから行く八幡平樹海ラインに向ってモチベーションを上げてGSを出発する。八幡平温泉郷入口の信号を右折した我々は松川温泉に向ったのだが、前回走った時(昨年)に行われていた道路改良工事が終了していて、カーブのRが大きくなっていたりして以前より大分走り易くなっていた。

 松川温泉を過ぎいよいよ八幡平樹海ラインが始まったのだが、ここもまた車が少なく今日の樹海ラインは走り易かった。しかし、標高が上がると雪解け水が路面を濡らしている場面も有って、路面状況に細心の注意を払って走行する。所々に路面に黒い線を残しながら一気に藤七温泉直下まで駆け上がった我々は、そこで後続を待つ事にした。

 我々がバイクを止めた場所は標高が1400m近くあり、周りにはまだ沢山の雪が残っおり季節はまだ早春という感じで道端ではフキノトウが素朴な花を咲かせておりました。

八幡平樹海ライン 藤七温泉直下 標高1400m付近はまだ残雪が多く残っていました。




ここはまだフキノトウの季節   下界より1ヶ月以上遅い春です。
 後続と合流した我々は八幡平樹海ラインから八幡平アスピーデラインに入って県境を越え、秋田県に戻ってアスピーデラインを下り後生掛温泉の少し上に在る蒸ノ湯温泉にバイクを止める。今日の温泉は6年ぶりに蒸ノ湯温泉としたのだが、蒸ノ湯温泉は以前(2006年)と特に変わっていませんでしたね。

 前回地面が柔らかい所にバイクを停めた為バイクが転倒しミラーが折れる事件が有った為、私は地面が硬そうな建物の前にバイクを停めたのだが、考えてみると前回はこの駐車場が造られたばかりだったから、あれから六年も経って地面も落ち着いていたでしょうから、どこに停めてもOKだったかもしれませんね。

今回の温泉は蒸の湯温泉


ここの駐車場は下が柔らかい所が有りますので
サイドスタンドを掛ける時は充分に注意して下さい。


今回は露天風呂に入ります。手前が女性専用
奥に男性専用の露天風呂が有ります。
その他に左手に混浴露天風呂も有ります。

温泉でリフレッシュして走りを堪能・・・


男性露天風呂
すぐ傍から湧出する温泉を引き込んだ木のお風呂。

 蒸ノ湯温泉は内湯も木の感じの良いお風呂で私は好きなのだが、今回は天気も良いので露天風呂を楽しむ事にいたしました。お風呂の直ぐ傍で湯気が立ち昇る男性露天風呂は、湧出したての温泉が掛け流しで引き込まれ硫黄臭のする新鮮な温泉を味わう事が出来ます。

 木の湯船にもたれ掛かりながら新緑の山々が眺めて過ごすこのひと時を、我々はゆっくりと楽しみました。バイクを走らせる緊張感、温泉に入ってのリラックス感、どちらもツーリングの楽しみなのだが、このバランスが大事で緊張は長続きしないし、温泉ばかりではツーリングにならない。

 FUNKYツーリングで温泉に入るのは私が温泉好きと云う事もあるが、緊張とリラックスのバランスを取り、より安全で楽しいツーリングにするという面も有るのである。


ここはまだ新緑の季節

 温泉でリフレッシュした我々は、アスピーデラインを一気に下り、国道241号を田沢湖を目指してペースを上げる。

 時間は5時少し前、この時間になると国道341号を走る車も少なくなるのだが、今日はいつに無く走っている車が少なく大変走り易かった。アスピーデライン出口から玉川温泉までの中速1st.ステージ、新鳩の湯跡から鎧畑ダムまでの高速2nd.ステージを我々は大いに楽しんで、名水 茶たての清水 前のパーキングにバイクを止める。




名水 茶たての清水 前のパーキングに到着


 標高1000m以上の地点から下界に降りて来るとさすがに季節は初夏西日もあって暑かった。

 今日の 名水 茶たての清水 にはいつもいる水を汲む人々の姿は無く、我々は名水で喉を潤す事にした。此処の水は柔らかい飲みやすい水で、湧き出たばかりの水は冷たくて美味しかった。


今日は清水を飲んで休息を取りました。
 ここから秋田市までは国道341号、国道46号、協和荒川からの広域農道を使って一気に走る予定で、我々は充分に休憩を取って 茶たての清水 を出発する。

 国道46号に出ると交通量は普通に有って、我々は車の流れに乗って国道46号を走り、協和からの広域農道からは少しペースを上げたもののそれなりのペースで秋田市に無事帰って来た。
 
色々考えさせられたツーリングを終えて・・・


本日の走行距離は丁度600kmでした。

 私は今回のツーリングで初めて東日本大震災で津波の被害を受けた地域に足を踏み入れたのだが、テレビで見るのと自分の目で見るのとでは感じるものが全く違っていた。

 強大な自然の力、人間の出来る事の限界を目の当たりにしたツーリングだったが、一日も早い被災地の復興を願うものである。

 今回のツーリングでは、新しい道も走って今後のツーリングに使える事も分かったし、久しぶりに立ち寄った蒸ノ湯も良かったし、いつに無く今日のコースは交通量が少なく走りも充分楽しむ事が出来たツーリングだった。

 2012シーズン三回のツーリングで、走りにも大分慣れスピード感覚も戻って来たので、これからのツーリングが楽しみになってきた。

 2012シーズンもこれからが佳境である。

 これからのFUNKYツーリングが大いに楽しみではある。


                                                     END


by Ryuta

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