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 JULY 2016 Touring
 TOURING COURSE


< コース図 >   全走行距離400km



 7月の最初の日曜日、予定では岩手・宮城・山形へ行く予定だったのですが、南は雨が降るという事で急遽行先を北に変更、青森と岩手県に行く事にしました。

 夜降っていた雨は朝には上がっていたのですが路面はハーフウエット状態、霧雨(ミスト状態)が少し残っていて秋田を出る時は雨具を着て出発したのですが、5分も走ると路面が乾いて雨の心配は無くなっていました。



         上小阿仁で雨具を脱ぎこれ以降着る事は無かったのだが、この先では路面が濡れていた。



 しかし、内陸に入ると所々路面がウエット状態の所も有って、走るのに気を使う事になる。上小阿仁の道の駅で休憩を取った後、我々は雨具脱いで先ずは阿仁前田へ向かったのたが、峠越えの道はウエット路面で走りを楽しむ事は出来なかった。

 この様子では予定していた森吉山荘方面もウエット路面は確実で、私は阿仁前田の国道105号に出た所で左折、米内沢へ向かう事にした。この先の予定は国道285号で比内へ出て、国道103号を右折し毛馬内経由で小坂に向かう予定だったのですが、私は国道103号に出る手前で比内から違うルートで小坂に向かう事を考えていた。

 比内で国道103号に出て信号で止まった時、私は大館へ向かう事を決め信号を左折、国道103号大館南バイパスに入る。我々は大館で国道103号大館南バイパスから自動車専用道に入り大館北ICから⇒小坂北ICまで走り高速道を下りて国道282号に出る。

 国道282号に出て右折(路面が乾いていれば左折して坂梨峠に向かう事も考えていたが・・・)して小坂の町に入り信号に止められたのだが、比内の国道103号大館南バイパス入口の信号からそこまで、我々は一度も信号に会わずに走ってきた。

 このルートは毛馬内経由より距離的には少し遠周りにはなるが、時間的にはむしろ早く行ける?と考えられる。車の流れに乗って走るだけ(殆どの区間が片側一車線ですが・・・)ですからストレスフリーで走れますし、それが無料で行けるのですから使ってみたくなるルートでしょ?

 だがこのルートにはこの時期ストレスとなりうる区間が有ったのです。それは大館北IC〜小坂北IC間の長いトンネルの中で、この時期トンネル内は気温が低く(年中15℃位?)路面が濡れていて、真夏の装備では寒くて風邪を引きそうでした。

 反対に気温が一桁になるような初冬には、温かくて 「地獄に仏」 になる可能性も有りますし、温度差でシールドが曇ったりする事ある長いトンネル、ライダーにとっては鬼門ですね・・・。、

 今回我々に降りかかったトンネルの試練は、寒さだけではなかった。トンネル内を走っていた時、前を走っていた車が舞い上げた大量の新聞紙が我々に襲い掛かって来たのである。広がった新聞紙がヘルメットに張り付いた場合、前が見ず危険が危ない状態になる事が考えられた。

 我々は何とか新聞紙攻撃から逃れる事が出来たのだが、シールドに張り付いた新聞紙は風圧でなかなか取れませんから、高速での新聞紙はライダーとっては凶器となのである。

 先日のOFFツーリングで、私は道に張り出した大きな葉っぱがヘルメットのシールドに張り付き、前が見えずに怖いをした。その時は何とかバイクを止める事が出来て事無きを得たのだが、その時張り付いた葉っぱは、走行中は簡単には取れず止まってようやく取り除く事が出来た。二輪にとって走行風でシールドに張り付いた薄い膜は、非常に危険なのである。

 幸運にも我々は新聞紙をやり過ごする事が出来たのだが、誰が高速道路に新聞紙をまいたのだろうか・・・? 本当に迷惑な話で有る。高速道でのポイ捨ては危険です、絶対に行わないようお願いしたいですね。

 小坂に到着した我々はいつものENEOSで給油した後、七滝の道の駅にバイクを停め暫しの休憩を取る。




            小坂GSの看板犬、今日はオシッコもせずに良い子でいましたね・・・。



 七滝の道の駅に到着したが車は殆ど止まっておらず、この時間(9時少し前ですが・・・)でこの少なさは異常?(道の駅になる前は車は少なかったが・・・)とも思える少なさだった。

 その日が7月の第一日曜日で、農家の方々は集落の一斉雑草刈りの日であったり、8月末に行われる大曲の花火の桟敷席の発売日だったりしたのだが、それだけで車が少ない理由にはならないと思うのだが・・・?

 今日の昼食は田子の池田ファームで焼肉の予定なのだが、ここから田子に行くには1時間も有れば充分で、開店時間のAM11:00にはまだ少し早過ぎる。予定では十和田湖の外輪山を回って奥入瀬バイパス等を走る予定なのだが、ここから見上げる山には低い雲が掛かっており、十和田湖の外輪山は雲の中と思われ、十和田湖の外周を回るのは止めた方が良さそうな感じである。




                       この先の予定を思案中・・・。



 私は先ず発荷峠のパーキングまで行く事にして十和田樹海ラインを走り始めたのだが、路面は濡れているし昨晩通過した低気圧の影響と思われる折れた枝や葉が路上に散乱していて、走りを楽しむ事は叶わなかった。

 発荷峠のパーキンに到着してみると、案の定辺りは霧に包まれ霞んでおり、十和田湖の外輪山コースは断念せざるを得ませんでした。

 池田ファームの開店時間まではまだ時間が有って、どう時間を調整するか私は悩んでしまうのであった・・・。




          発荷峠の展望台まで来たが、辺りは霧に包まれていた・・・。 さぁ どうする・・・?



 FUNKYの時間潰しの定番は温泉で、私は頭の中で近くの温泉を検索してみる。そして検索に引っ掛かったのが、ここから少し南下した所に在る 大湯温泉 荒瀬の湯 であった。荒瀬の湯までは20分も有れば行ける筈で、そこで30分温泉に使って田子に向かえば、11時の開店時間を過ぎた時間になる筈である。

 我々は発荷峠を発って国道103号を南下し大湯に向かったのだが、少し走ると標高が下がって雲から抜け出したようで霧は無くなり、大湯に近づいたころには路面も乾いて陽射しも少し出て来た。

 大湯温泉 荒瀬の湯 は、国道103号が大湯川に架かる橋を渡る手前を右に入った直ぐ先を左に入った所に在って、駐車場も有りますので立ち寄り湯に良い温泉です。しかも共同浴場となっている荒瀬の湯は、入浴料が大人200円とお安い設定となっています。

 私が前回荒瀬の湯に入ったのは20年近く前で、その時の入浴料は100円位だったように思いますので時の流れを感じてしまいます。本当に久しぶりの荒瀬の湯だったが、建物自体は小奇麗にはなっていたものの変わっておらず、雰囲気も以前のままでしたね・・・。

 荒瀬の湯にはある特徴が有りまして、それを確認するには温泉に入ってみないと・・・?




      大湯川の河原?建つ荒瀬の湯、以前来た時はコンクリートの塀は無く鉄柵だったような気がする。



 入口の発券機で券を買いその券を横の箱に入れるシステムは変わっておらず、我々は購入した券を箱に入れ早速浴場へ向かう。




       浴場の入口に張ってあった成分表 無色透明な温泉だが、少し滑々する感じのお湯である。



 上の表に有るようにここの温泉の特徴は熱い事で、多分源泉をそのまま湯船に投入していると思われ使用位置の温度が46℃となっていて、上島竜平さんを入れれば結構良いリアクショッがもらえる温度だと思います・・・? 以前に私が入った時は そのままでは到底無理な温度だったのを思い出す。

 我々が脱衣所に行くと地元のオジサンが浴場から上がって来たのだが、我々の熱い話を聞いたようで

 「今日はいつもより温いよ・・・!」  と教えてくれる。

 しかし、地元の人には温くても我々には充分に熱い温度で、私は温泉に足を入れて直ぐに上げてしまいました。幸いにも他に入っている人がおらず、私は蛇口を捻って水を入れたのだが、地元の人が居たら北海道羅臼の熊の湯のように地元の常連さんに叱られたかもしれません・・・?

 水を入れたとはいえ長湯が出来る温度では無く、我々は体を真っ赤にして早々に温泉から揚がってしまうのだった。、それでも十分に時間は潰れて、我々は田子へ肉を食べに向かったのであった。




   以前はベンチに座り川の流れを見ながら温泉上がりの体を川風で涼むのが気持ち良かったのだが・・・!?



 我々は先ほど走って来た国道103号を引き返し、中滝で103号と分かれ国道104号に入り田子へ向かう。そのまま国道104号を進めば田子に着くのだが、私は熊が出没して四名の方が亡くなった近くを走る県道128号へ入る事にした。

 この県道128号はFUNKYの定番コースで、前半は深い森の中、後半は牧場の中を走る快適な道なのだが、今年は思わぬ事で有名になってしまった。事故現場は牧場区間の草原の奥に広がる笹藪なのだが、走って行くと牧場の草原にブルドーザー入って土地改良工事が行われていた。

 工事が何時始まったかは分らないが、こんな状況の中での事故であったとしたら、人間と熊とのあまりの近さに驚いてしまいました・・・。

 タケノコの季節も過ぎ今日は警察の姿は見えなかったが、今年の秋はブナの実が少ないと聞くからこれからも心配ではある。

 我々は国道454号で青森県に入り県道21号で田子に向かったのだが、この県道21号も枝や泥が路面を汚していて走るのに気を使ってしまいました。

 11時半前、我々は田子の池田ファームに到着したのだが、パーキングの様子が変わっていて驚いた。我々がいつもバイクを停める看板の奥に、以前は無かった広い駐車場が出来ていて、沢山の車が停められるようになっていたのである。

 確かに以前来た時、パーキングが満杯でバイクを停める場所が無くて困った事が有ったのだが、池田ファームさん・・・営業規模を拡大中のようです。




       看板の奥が広い駐車場になっていて、その奥には新しく建物の土台が造られていたようである。



 我々の直ぐ後に車のお客さんが到着、我々と同時に店内に入ったのだが、店内には誰もおらず我々が今日最初のお客さんだったようだ。暫くしていつものオネエサン(昨年より少しお瘠せになったような・・・?)がやって来たのだが、まだ開店準備が整っていなかったようで慌ただしく動き回っていた。

 以前はお姉さんとそのお母さん?の二人でお店を切り盛りしていたのだが、今回一人スタッフが増えていて営業体制が強化されたようだ。強化されたのは人手だけではなくメニューも強化されていて、以前は無かったメニューが壁に張り出されていた。



                         NEW メニュー


                  みすじステーキ 2000円   私はこれが一番のお気に入りでした。








                    いちぼステーキ 1800円  これもお勧めです・





  モモ ステーキ 1300円   肉の厚さが薄いのが残念だったが、価格を上げて厚くしてもらいたいですね・・・。



                   以前からの定番メニュー


 ひれ肉 ステーキ 2700円  間違い無い美味しさです。 以前より小さいように見えるが、これが正規の大きさです。



 私が最初に池田ファームを訪れたのは5〜6年前だったと思うが、当時はそんなにお客さんも多く無く結構店内は空いていたのだが、昨年当たりから混み合うようになっていて、今回はメニューは増えるは駐車場は広くなるはで、池田ファームさん攻の営業姿勢に変わったようです。

 我々は当然新メニューにトライした訳だが、みすじステーキ 単品 2000円、いちぼステーキ 単品 1800円、モモステーキ 1300円 単品 に定番の ヒレステーキ 単品 2700円を注文、それにご飯セット300円×4名分を加え総額9000円(一人当り2250円)でした。

 オネエサンの手でお肉は運ばれて来たのだが、それぞれのお肉の表情が違っていた。気になったのはモモステーキの厚さで、他の肉に比べて明らかに薄かった。お値段が1300円とお安いので厚さが薄くても致し方無いのだが、我々は肉の厚さと肉の旨味が比例する事を今回の食事で知る事になった。

 焼肉店の肉は通常今回のモモステーキのような厚さで出て来るのだが、厚い肉は焼いて噛んだ時肉汁の出方か違う為か明らかに肉の旨味が違って感じられるのだ。

 我々が出した結論は、

        [ 焼肉は厚肉に限る]     である。

 モモステーキも美味しいお肉でしたので、価格は上がっても肉厚にしてもらえたらと思います。




  お肉が勢揃い 四名でシェアーして2250円/名でした。 都会では、この肉の品質では有り得ないお値段です。




                この厚さが肉の旨味を引き出す。 池田ファーム進化中です。



 今回のお肉のなかで私の一番のお気に入りは みすじステーキ で、私の文章力ではその美味しさを伝える事は難しく、ただ 「 旨い 」 とだけ云っておきます。私がこれまでに食べてきたお肉の中(焼肉やステーキを食べた機会は多くは無いが・・・)ではベスト3に入る美味しさでしたね・・・。

 ひれ肉ステーキ
 単品 2,700円 は王道とも言える美味しさなのだが、みすじ や いちぼ ステーキは、肉の旨味が感じられるコストパフォーマンスの高いお肉でした。 お勧めです。

 池田ファームさんには サーロインステーキ 単品 2700円?も有るのだが、肉がピンクに見える位霜降りでして 油がねぇ・・・!?

 池田ファームさんのお肉は自身で育てた牛さんのお肉を出していますので、流通コストが掛かっておらず美味しい肉をリーズナブルな価格で頂く事が出来るようです。近年それが評判となって客さんが増え駐車場も広くなったと考えられますが、これからも希少部位の提供を是非お願いしたいと思います。











 我々は大満足で店を出たのだが、見上げる空は青空が広がっており雨の心配は全く無くなったようだ。我々はこれから国道104号を秋田方面に走り、道前から農免道で山を越え岩手県浄法寺の県道6号に出るのだが、山越えの道は昨晩の低気圧の影響が有ると思われ、充分な注意が必要だろう。

 道前から農免道を走り始めると、予想通り荒れた路面状況でペースは上がらない。夏場の農免道は、両側から張り出した草木の影響(国道や県道のように管理者が草刈はしない?)で道幅が2/3位に狭くなっておりコーナーの先が見ずらく苦労する。




   山越えの道は結構長く途中の牧場の前で(黒い牛さんが沢山いた)小休止、気温も上がって結構暑くなって来た。




             道端には綺麗な花が咲いていて我々の目を楽しませてくれた。



 当初の予定では田代平高原経由で八幡平に向かう事にしていたのだが、午前中天候が悪く私は八幡平へ行くのは諦め、安代から秋田県鹿角に出て国道104号で田沢に向かう事を考えていた。

 しかし、これだけ良い天気となれば八幡平の山頂部が霧に覆われる事は少ないと判断、私は予定通り八幡平を越えて秋田に戻る事にしました。休憩を終えた我々は、先ずは田代平高原の七時雨鉱泉に向かう。

 田代平高原に到着してみると青空に白い雲がプカプカと浮かぶ良い天気で、私は景色を眺めながら休憩を取る為七時雨鉱泉前にバイクを止める。




                     田代平高原 七時雨鉱泉でコーヒータイム




   私は コーヒーフロート 480円 (ソフトクリームは無かった)  皆さんは アイスコーヒー 400円 を頂く。



 我々はコーヒーを頂きながら緑の美しい景色を眺め、爽やかな風に吹かれ時を過ごしたのだが、今日はパラグライダーも飛んでおらず店内も我々以外男性一名だけで静かな田代平でした。




             代金を支払う為レジに行ったが誰もおらず、呼んでも誰も出て来なかった。



 休憩を終えお会計にレジに行ったのだが、スタッフの姿が無く大きな声で何回も呼んだのだが音沙汰が無かった。私はカウンタ―の上からぶら下がっている鐘を見付けて・・・

 「もしかしたらこれは呼鈴か・・・?」 

と試しに鳴らしてみたら、奥からスタッフが慌てて飛んで来た。

 人間の声より周波数が高い鐘の音に人は反応する事を知った出来事でしたが、あの鐘が呼鈴だったのかは聞き忘れた。何れにしても、ここでスタッフを呼ぶ時は鐘を鳴らすのが良いかもしれません。

 我々は七時雨鉱泉を発ち、一か月前にも立ち寄った松尾八幡平IC近くのENEOSを目指して走り出す。




               今日も一人の営業でオバチャンは頑張っていました。



 田代平から先月も走った農道?に左折した我々は、いつものルートで松尾のGSに到着する。今日もオバチャンが一人営業で頑張っていて、私が一カ月ぶりの挨拶を交わすと元気に返事を返してくれた。

 ここに来る途中八幡平の山並みが見えていたのだが、山の上部に雲は掛っていたが雨が降っている様子は無く安心する。

 給油と休憩を終えた我々は、八幡平樹海ラインで本日二軒目の温泉 藤七温泉 を目指して走り出す。当初の予定は後生掛温泉を考えていたのだが、天候も回復し藤七温泉も雲の中から脱出(標高1400mの高地に建つ)したと考えられ、入り慣れた藤七温泉に行く事にしました。


 一カ月前にも走った八幡平樹海ラインだったが、今回も前回同様車が少なく路面も乾いていて快適に走りを楽しむ事が出来た。藤七温泉に到着してみると青空が出ていた下界とは違い空は曇っていて、ギリギリで雲は掛かっていなかった。

 我々は藤七温泉の露天風呂に入る事を考えていて雲が掛かっていない事は重要な事だったのだが、売店で入浴券を買って我々は温泉に向かう。




                 今日二つ目の温泉 藤七温泉 で温泉三昧!!



 藤七温泉に立ち寄るのは一年ぶりだったが、こまごまとしたところが変わっておりました。以前は立ち寄り湯でも入れた岩手山が見える本館の浴場は使えない模様で、私が本館のトイレを借りようと靴を脱いだらスタッフに止められてしまった。

 以前は無かった売店の奥にトイレが新設されていてトイレはそこを使うように言われたのだが、スタッフの態度が以前と違っていて少し感じが悪かった。彼らにしたら、何も知らない観光客が勝手な行動を取ったのを注意した感じなのだろうが

 「以前のスタッフさんだったらもっと違った言い方をした筈・・・」 と私は思ってしいました。

 藤七温泉も結構メジャーになって来客が増え露店風呂も増設されていて、それに対応してスタッフさんも増えたり変わったりしていると思われます。私は藤七温泉のんびりとした雰囲気と温か味のあるスタッフさんとの触れ合いが好きだったのだが、来店客の増加と共にそんなのんびりとした雰囲気が薄れてきているように感じるのは何か寂しいです・・・。

 ここに限らず観光客が増え ひなびた温泉 が少しづつ変化している現状を見るにつけ、昔からの温泉好きとしては何か遣る瀬無い気持になってしま今日この頃ではあります・・・。




           温泉から上がり出発の準備をする我々の横を1台のバイクが通り過ぎて行ったのだが・・・。



 温泉でリフレッシュした我々は次の休憩地点 茶立ての清水 への走りの準備を整えていたのだが、1台のバイクがその横を単気筒の軽やかな音を残して通り過ぎて行く。その時の私は大して気にもしていなかったのだが、その後その250ccバイクと我々は関わりを持つ事になるのである。

 藤七温泉を発った我々は、峠に向かって急な坂を上って行ったのだが、峠の駐車場近くまで来るとガスで視界が悪くなってしまった。アスピーデラインに出て一時停止、横の駐車場近くに先ほどの250が止まっていたような気がしたが、視界が悪くハッキリとは分からなかった。

 アピーデラインに出て左折、秋田県に戻った我々は視界が悪い中センターラインを頼りに慎重に走りを進める。視界は悪かったが路面は乾いており助かったのだが、下りのヘアーピンカーブが連続するようになると雲の下に出て視界が開ける。我々は前を走しる車の後に着いて長いワインディングロードを下って行く。

 ここの下りはハミ禁になっている(登りはOK)のだが、前を走る車が我々をウインカーを出して前に出してくれる。私は前に出たところで少しペースを上げてみたのだが、後生掛温泉まで下った所で後ろを確認すると1台足りなかった。

 私はバイクを止め来るのを待ったのだが、暫くしてやって来たのはメンバーではなく先ほどの250だった。遅れていたメンバーは下りのヘアーピンカーブを大の苦手としていて、軽量な250に追い着かれ道を譲ったと思われ、その250から少し遅れてメンバーがやって来た。

 通り過ぎた250に我然興味が沸いた私はそれをを追い掛け始めたのだが、大沼を過ぎ道が深い森の中を走るようになっても姿は見えなかった。少し直線が有ってようやく見えて来たのだが、道は下りのヘアーピンカーブが連続するようになり、我々は250の後ろに着いた状態で走る事になる。

 その250のライダーは、リーンウィズの綺麗なフォームで下りのペアーピンカーブをクリアーしていて、バイク経験の長いベテランライダーと見受けした。

 乗っているバイクは最新の250バイクだったが、革ツナギの上にブルゾン(モデルは最近の物)を羽織る昔のスタイルで、ブルゾンの下から出た黒い革ツナギの脇には太い白いラインが入っており、それは赤い細いラインで縁取られていた。

 そのツナギは、私の見立てではその昔一世を風靡した平レプリカ(汚れた英雄で草刈正雄が着ていたデザイン)モデルと思われ、ライディングフォームとそのスタイルから彼が50歳前後のリターンライダーと私は見たのだが・・・どうなんでしょう?

 アスピーデラインが国道104号に出た時、私は彼が右折し鹿角方面へ向うと読んだのだが、予想に反し左折して田沢湖方面に向ったではありませんか・・・。

 私は遅れていた1台を待って少し遅れて彼を追ったのだが、彼は250単気筒バイクとは思えないパフーマンスで走っているようで、なかなか見えて来なかった。ようやく彼の後ろに着いたのだが、軽量バイクのコーナーリングスピードは速く、私が彼の前に出るにはある程度の直線を必要とした。

 そんな直線に出た所で私はリッターバイクの加速を生かして一気に加速、前に出て新玉川温泉入口を目指す。大場谷地を過ぎると道は下りとなりブレーキ的に厳しい個所が続くのだが、玉川温泉手前のカーブした橋へのアプローチで私はブレーキを掛けた・・・。

 すると 一瞬フロントブレーキがロック・・・!

 余裕を持ってブレーキングしていたので何も起きなかったのだが、私はここでフロントブレーキがロックした経験が一度も無く少し驚いてしまった。

 私にはフロントブレーキがロックした原因として思い当たり事が有った。

 それは今回履いているフロントタイヤの銘柄がいつもと違った事で、私はフロントタイヤがロックした瞬間、フロントタイヤを以前の銘柄に戻す事を決めました。

 新玉川温泉入口で遅れていたメンバーを待っていると、250の彼がまた我々の脇を通過して行く。再び我々は彼の後ろを走る事になったのだが、後ろから見る彼の走りは無理が無く追い越しも的確で、結構なペースで走っていましたね・・・。

 結局、私が彼の前に出るのは宝仙湖沿いの道まで待たなければならなかったのだが、前に出た後彼がどうなったかは私の知るところではない。

 我々4台が茶立ての清水にバイクと停め休憩していると少し遅れて彼がやって来て、GSX−R750のエールに軽く応え通り過ぎて行ったのだが、走り去る彼の背中にはバイクを楽しむライダーの喜びが溢れていましたね・・・!?




              茶立ての清水到着。 共に走りを楽しんだ彼とエールを交わす。



 我々が角館から強首経由で秋田に帰って来たのは午後7時前だったが、予定を変更し北に向かったのは正解だった。大した雨にも降られず、温泉焼肉走りを大いに楽しんだツーリングとなりました。




                                                 平田隆太郎


by Ryuta  
2016  

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