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 September 2016  Hokkaido Part 33 Touring
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 ばっかすの夜が明ける。ブラインドの間から外を見てみると天気は良さそうだ。昨年は雨具を着て宿を出発したFUNKYだが、今年は青空の下でサロベツ原野を走れそうである。

 朝食は7時半頃からで6時過ぎに起きた年寄りには時間が余っていたが、テレビで今日の天気を確認したり、荷物をまとめたり、ヘルメットのシールドを洗ったり、何だかんだで時間は過ぎて行き、朝食の時間となる。

 ばっかすの定番メニューが並ぶテーブルには、この時期ならではのサンマが有ったのは嬉しかったですね・・・。


             この時期の朝食の定番は さんま ですよねぇ・・・。 



 朝食後、早目の出発を目指して早速準備に取り掛かった私だが、天気は良いが気温は低くジャケットの中に沢山着込んで支度をする。今日は稚内(抜海)から網走まで走る予定にしているのだが、網走方面の天気は下り坂の予報が出ていて、予定通り走れるか心配ではある。




  彼がばっかすに来た年が私が初めてばっかすに泊まった年で、彼も10歳を越え私と同じ年頃になった?



 ばっかすのオーナー夫婦の見送りを受けた我々は、サロベツ原野の中のオロロンラインに走り出したのだが、最近オーナーさんの大漁旗を振っての見送りが無くなったのはどうしてかなぁ・・・?

 大漁旗を振られた時は恥ずかしくて止めて欲しいと思った私だが、無くなってしまうと寂しく感じてしまう・・・?

 自分の身勝手さに呆れてしまいます。




       オロロンラインを南下していつもの撮影スポットにバイクを止める。



 今日のオロロンラインは結構多くの車やバイクが走っていて、我々はその流れに乗って美しい景色を楽しみながら走りを進める。我々はFUNKYお約束のパーキングにバイクを止め、利尻島の景色を写真におさめる。

 このパーキングは近年利尻島に一番近いパーキングとして有名になっているようなのだが、FUNKYは30年以上前からこのパーキングにバイクを停め様々な利尻富士を眺めてきました。

 今日は利尻富士の中腹に雲が掛かっていましたが、富士山のような均整の取れた美しい山容が観えていました。今日は結構寒いと感じていた私ですが、以前には利尻富士が白く雪化粧をしていた時も有ったから、今日はまだまだ暖かいんだと思ってしまいました。




         昨日は結構寒かったが、利尻岳はまだ白くなっていなかった。




                  この場所か利尻島に一番近い地点だそうです。




                  下の写真を狙っていました。







 パーキングを発った我々は、稚咲内の信号に停められた後延々と続くオロロンラインを走って行く。最初遠くに小さく見えていた風力発電の風車が次第に大きくなり、直線で並ぶその迫力には圧倒されます。我々はその脇に在るパーキングにバイクを止める。

 FUNKYではこのパーキングには止まったり止まらなかったりなのだが、今回は初めてオロロンラインを走るメンバーがいましたので止まる事にしました。




       オロロンラインを快適に走ってオトンルイ風力発電所前のパーキングに到着。




  遠くに利尻島が見えているが、利尻島を見ながら走るオロロンラインも格別なものが有る。




   一基数億円?としても結構な投資額になるが、建設されて10年以上経つ?が元は取れたのかな・・・?




            北の青い空と白い雲と利尻島  絵になります。



 オトンルイ風力発電所を写真におさめた後、我々は天塩の街を目指す。天塩には道の駅が在って昨年は雨に降られ雨宿りをしたのだが、今日は先が長いので先を急ぐ事にした。しかし今回私には天塩の街で確認した事が有って、国道232号の旧道(街のメインストリート)を走る事にした。

 FUNKYが天塩の街を通るのは日程上日曜日の朝が多いのだが、北海道の田舎街では日曜日ガソリンスタンドが休業している事が多く、私は天塩の街で日曜日GSが営業しいているかを確認したかったのである。

 昨日我々は稚内で給油したのだが、以前稚内で給油して次の給油ポイント下川の街までガソリンが持たなくなりそう(バイクにもよるが・・・)になった事が有って、途中からガス欠を避ける為省燃費走行を強いられた事が有った。

 天塩で給油が出来ればそのリスクを回避出来る為、日曜日に天塩のGSが営業しているかを確認しておきたかったのだ。今回二つ有るGS共に営業しているのが確認出来ましたので、皆さんも参考にして下さい。尚、天塩のバイパスにGSは有りませんのでご注意下さい。

 スマホで調べるのでこんな情報は要らないと言われそうだが、インターネットの情報は結構古い事が多く、行ったらGSが無かった事が結構ある。この情報も直ぐに古くなるんですけどね・・・・。

 天塩からオロロンラインを南下、啓明から道道119号に左折して中川を目指す。啓明と中川の間には低い峠が在ってそこのワインディングでちょこっと楽しんだ我々は、国道40号に出て右折音威子府へ向かう。

 昨日黒いそばを食べた音威子府駅前を通過し咲来から道道220号に左折、いつもの休憩ポイント歌登のセイコーマートを目指す。咲来から歌登までの道は適度なコーナーが続き私の好きな道の一つだが、今回は路面状態も良くて楽しくはしれました。




歌登のセイコーマートで休憩   歌登のGSは日曜日は全てお休みですのでご注意下さい。



 歌登に到着し、我々はセイコーマートの前にバイクを止める。歌登の街に人の気配は無く、唯一賑わっている?のはセイコーマートと言う北海道では有りがちな田舎街でありますが、古いトヨタ コルサ?(二〇世紀製造?)に乗ったお婆さんがセイコーマートに買い物に来ていて、コルサの頭を建物に向けて止め中に入って行った。

 買い物を終えコンビニ袋を提げて店から出て来たお婆さんは、コルサに乗り込んでエンジンを掛ける。私はその様子を直ぐ横で見ていたのだが、発進したコルサは前進したではないか・・・!?

 車が建物から少し離れて停められていた事とオートマでなくてミッションだったのが幸いしたのか?大事には至らなかったが、その後お婆さんは何事も無かったようにパーキングを出て行くのでした。

 お年寄りの交通事故がクローズアップされる昨今、高齢運転者の免許返納が話題となっているが、私はあのお婆さんに免許を返納しろとは言えないなぁ・・・。

 だって車が無くてはここでは暮らしていけないでしょうからね・・・。

 しっかり休憩を取った我々は、ここから下川まで続く長い長いワインディングロードに走り出す。歌登温泉前を通過し雄武への分岐まで来た所で後ろを待ったのだが、後の2台が暫く来なかった。何か有ったかと引き返す事を考え始めた頃2台がやって来てホッとする。

 1台が急にエンジンが回らなくなって遅くなったらしいが、ガソリンコックを予備にしたら回復したらしい。19Lも入るタンクでここで予備に入るとは早過ぎないか・・・?

 今は問題無いと言うので私はそのまま天の川トンネルに向かってペースを上げ、Rが程々のコーナーと適度な直線と若干のアプダウンが続くワイディングロードを大いに楽しむのでした。

 仁宇布を通過し美深峠を越え道道60号に出て右折、その先のいつものパーキングにバイクを停め休憩を取る事にしたのだが、ここに到着する前に私のGSX−Rは燃料ランプが点滅を始め残りの燃料は4L(取説上)を切っていた。

 他のメンバーも私と同様燃料ランプが点灯しているようで、私は天塩か音威子府で給油すれば良かったかな・・・とチョッと後悔してしまいました。

 ここから下川までは40km近い距離が有るのだが、高いギヤで走れば何の問題も無くGSに到着出来る事は分っていた。しかし、それではここに来た意味が薄れてしまうし、昨年雨に降られウエット路面で走ったサンルダムサイトの新しい道を今年こそ思いっ切り走りたかったのである。

 休憩を終えパーキングを出て暫く走ると、燃料ランプが点滅から点灯に変わる。この時点で取説上は燃料の残量は2L、私的にはここから低いギヤで走っても下川まで燃料は持つとは思ったのだが・・・絶対という自信は無かった。

 そして例の新しい道に差し掛かる。昨年と違い路面はドライ、走っている車も無く完璧なスチエ―ションだったのだが・・・。

 結果から云うと、私にガス欠覚悟で全開で走る度胸は無く・・・それなりに走ってしまったのだが、途中何度かスロットルを大きく開けてはみたものの・・・継続は出来ませんでした。

 私はこの新しい道を4〜5回は走っていると思うのだが、道幅が広過ぎて自分の位置が確認し辛らいのとRが大き過ぎてブレーキポイントが掴み辛く、これまで楽しく走れた事は一度も無い。

 燃料が気になり道も苦手とあって私はこの素晴らしい道を楽しむ事は出来なかったのだが、下川のGSで燃料を入れた時、タンク内にはまだ2L以上のガソリンが残っているのを知った時(我々はガソリンをタンクのギリギリまで入れるのでカタログより1L近く?多く入る)複雑な心境でしたね。

 私があの道を楽しめるようになるにはもう少し時間が必要のようだが、私にその時間が多く残っていない所が問題である。 もう何回走れるかなぁ・・・?

 時間は昼時で昼食場所を考えたのだが、今年も下川のカレー屋さんに立寄る事にいたしました。




     今年も下川のカレー屋さんでランチします。




            YB1もお犬様も元気でした。



 
           ここの建物、冬は寒そうだが趣が有ります・・・。


          以前は農家だったのかな・・・?




                   入  口




                   店  内








            目が虚ろ・・・。  疲れている・・・?




           やっぱり 疲れている・・・!



 我々はメニューが貼られたボードの前に立ちどのカレーにするか悩んだのだが、全員一致で限定5食の シカキノコカレー を注文、幸いにも4食分が残っていて全員食べる事が出来ました。




  今日のメニュー 我々は5食限定のシカキノコカレーを頂きました。




   シカとキノコのカレー ライス付 800円     コーヒーは食事すると200円



 私に食レポの才能は無く、ここのカレーの味を文字で表現する事は出来ないが、他では食べた事が無い独特の味(香辛料のブレンドが独自?)のカレーで、私的には美味しいカレーだと思います。場所は少し判りづらい(橋の袂の小さな看板が目印)かもしれませんが、下川の近くで昼食をお考えの時は立ち寄ってみてはいかがでしょうか・・・。 お勧めです。

 私はこのカレー屋さんに3年連続で来てしまいましたが、他で食べるカレーとは一味も二味も違って癖になりそうです。鵡川の天塩ラーメン同様にFUNKYの定番になりそうな感じです。




    下川のいつものGSで給油  今回はZ2に乗る店長?はいませんでした。



 昼食後、我々が下川のいつものGSに立ち寄ると所長さんは不在でしたが、初めてのスタッフさんが親切に対応してくれて、シールドやカウルに付着したの虫を落す洗剤や濡れタオルを使わせてもらいました。

 我々のこれからのコースは、いつもなら下川から道道101号で岩尾内ダムから愛別に出るのところだが、今回は大雨の影響で下川〜岩尾内間が通行止になっており、他のルートを考えなければならなかった。

 今日のルートを考えると下川〜岩尾内間の通行止は結構痛かった。下川から愛別に出て高速道を使って上川に行き、層雲峡から大雪ダム・三国峠と向かうのがFUNKYの定番コースなのだが、それが使えないのだ。

 もっとも、今回は大雪ダム〜三国峠間も通行止になっていて三国峠へは行けなかったのだが、時間短縮の為にも愛別から丸瀬布までの無料高速に乗りたかった。

 私の本日後半の一番の楽しみは置戸〜陸別間の走りで、その為に置戸までのルートが問題だった。岩尾内に出られれば選択肢は有ったが、我々に残された最短ルートは国道239号で西興部まで行き札久留峠を越えて滝ノ上に出ルートだった。

 滝ノ上からは丸瀬布に最短で出る道(今まで走った事が無い道)が有って私はその道を走りたかったのだが、その道もまた通行止になっていているようで、結局滝ノ上から浮島トンネルを抜け北見峠を走って丸瀬布に出る事にした。

 下川を発った我々は、国道239号を東へ向かい天北峠を越え西興部に出て道道137号に右折する。この西興部から滝ノ上に向かう道は、その昔FUNKYでは結構使われた道で私は走っていて結構懐かしかったのだが、昔と比べて大分短い時間で滝ノ上に着いてしまいました。

 滝ノ上から国道237号を南下した我々は、浮島トンネルを抜け国道333号に左折北見峠に向かったのだが、昔は結構楽しかった北見峠への道も路面のメンテナンス状態が悪く(高速道が出来てから補修無?)段差や穴凹だらけで、楽しめる道では無くなっていましたね・・・。




  北見峠のパーキングに到着。 路面のメンテナンス状態が悪く、もう北見峠を楽しむ事は難しいようだ。



 我々は北見峠のパーキングにバイクを止めたのだが、トイレは閉まっているし自販機も無く駄々広い駐車場が虚しい感じになっていました。それでもツーリングのバイクがチョコチョコ来ていましたけどね・・・。




      これから向かう東の空は雲が多い様に感じる・・・。 



 当てにしていたトイレが使えず、我々は休憩もそこそこにトイレの有る道の駅へ向かったのだが、峠を下った先には白滝の道の駅と丸瀬布の道の駅が有ってどちらにするか私は迷っていた。

 高速道路の奥白滝インターチェンジに併設された道の駅 しらたきは以前に一度利用した事が有ったが、その先の丸瀬布 道の駅の方が規模が大きく設備が充実していた。

 そんな事を考えていたら、気が付い時には奥白滝インターチェンジの入口を通り過ぎてしまっていた。Uターンするのも面倒なので、そのまま走って白滝インターから高速に上がり丸瀬布の道の駅にへ急ぐ事にする。

 ここの高速道は片側一車線で追い越しは出来ないのだが、前を走る車が左に寄って前を空けてくれる。以前にもそんな事が有ったが、こんな時は前に出ても良いものなのだろうか・・・? 

 せっかく空けてくれたのに前に出ないのも何なので先に行かせてもらったのだが、法規的に大丈夫なのだろうか・・・? 一般道では問題無いと思うが、片側一車線の自動車専用道ではどうなんでしょうね・・・?



 
      丸瀬布の道の駅に到着、トイレ&休憩タイムを取る。



 何とかタンクが溢れないうちに丸瀬布の道の駅に到着する事が出来た我々だったが、道の駅は相変わらずの賑わいでバイクを停めるにも大変で、我々は車は停められない三角スペースに無理くりバイクを押し込んでトイレに急ぐのでした。




相変わらず賑わっていた道の駅だったが、この先の高速道路工事が進んでいて延伸すればこの賑わいはどうなる・・・?



 トイレから出て来てゆっくりと周りを見渡すとソフトクリームの幟旗が目に入った。ここのソフトが美味しい事は以前食べて知っていた私だが、気温が低く体は冷えており買うかどうかで迷ってしまった。しかし、北海道に上陸して早3日、まだ1個のソフトクリームも食べていない事に気付いた私は、発券機の前に立ちソフトのボタンを押すのでした。

 そしてカウンターに行ってお兄さんから渡されたのが・・・下の写真のソフトクリームなのであります。価格は250円で以前と同じだったのですが・・・何と巻数が倍になっておりました。この環境下でこのソフトの大きさは、拷問に近いものが有ったのですが、ソフト好きのプライドに掛け私は鳥肌を立てながら何とか食べ切りましたね・・・。

 ソフトクリームを食べて鳥肌が立ったのは10年以上前のナイタイ高原牧場以来だったが、真夏だったらコストパフォーマンスに優れたこのソフトにきっと感動したと思います。




寒いのにも拘らずソフトの幟旗を見てソフトを購入した私だったが・・・!? この大きさで250円はお得なのだが・・・参りました。



 我々はこれから留辺蘂から置戸に出て、お楽しみの置戸〜陸別間を走った後網走の宿へ向かうのだが、空模様が怪しくなって来たのでスマートフォンで雨雲の様子を確認すると、陸別方面では雨が降っていてその雨雲は西から東に移動しているようだった。

 ウエット路面の置戸〜陸別間を走る気はさらさら無く、私は置戸で路面が濡れている場合は網走の宿に直行する事を考えたのだが、その時は北海道に来る前に予習してた事が役立かも・・・?

 丸瀬布を発っった我々は先ずは遠軽へ向かったのだが、丸瀬布から先の高速道の建設工事が大分進んでいて、私の感じでは来年度中にも通れるようになりそうだった。

 遠軽まで高速道の供用が始まれば、丸瀬布の道の駅に立ち寄る車の数は激減すると考えられ、そんな事も有ってのあのソフトクリームの巻数だったのかな?・・・と私は余計な事を考えてしまいました。

 留辺蘂に到着した我々は、以前立寄った事が有るGSで給油を行ったのだが、空からポツポツと落ちてきたではありませんか・・・。路面を濡らすような雨では無かったが、給油を終え国道242号を置戸に向かうと次第に雨粒は大きくなり、置戸の手前まで来ると前方の空は真っ黒、路面も次第に黒光りするようになってしまった。

 私は置戸のいつものセイコーマートで休憩を考えていたのだが、この状態で陸別に向っても楽しくは無く網走の宿へ直行を決断、置戸の手前から道道50号に左折し訓子府に向かう。

 私が事前に予習していたのは、訓子府から北見まで昨年11月に自動車専用道(無料)が開通しその道を使って網走に向かうルートだった。今回の北海道では使う予定は無かったのだが、予習が役立つ時が来たようだ。

 道道50号に入ると路面は乾いていて雨も殆ど上がったのだが、ミラーに写る空は真っ黒で雨雲が後ろから迫っているのは明らかだった。雨雲から逃げ切るべく私はペースを上げたのだが、主要地方道?である道道50号の交通量は多くて思うようには行かなかった。

 それでも訓子府から自動車専用道に上がればペースは良くなるので、私は訓子府までの我慢と考え走っていた。

 そして訓子府の街に入り私は自動車専用道の緑の案内板探したのだが、見付けられないまま陸別・小利別方面に向かう道道143号との交差点で赤信号に止められた。私の記憶ではこの交差点を右折し道道143号を少し走れば高速道(自動車専用道 十勝オホーツク道路)の入口が在るはずなのだが、辺りを見渡してもその案内板が見当たらなかった。

 「 アレェ・・・! 私の記憶違いかぁ・・・?」

 そんな事を考えていたら信号が青に変わってしまい、私はそのまま発進して交差点を直進(ウインカーを右に出していなかった)してしまう。後で他メンバーに聞いたら信号の少し手前に小さな案内板が有ったようで、私は見落としてしまったようです。

 道道50号からは右手に並行して走る自動車専用道が見えていて、私はチラチラ自動車専用道を見ながら走っていたのだが、雨雲に追い着かれたようで雨が結構強く降って来てしまった。私が雨具を着る事を考え始めた頃、道道50号と自動車専用道が交わり自動車専用道が左手に見えるようになる。

 そこから少し走ると交差点の直ぐ手前に小さな緑の看板を発見、それは自動車専用道の入口(北見西IC)を示す看板に違いなかったが、発見するのが遅く私はそのまま交差点を行き過ぎてしまった。看板をもっと大きくして遠くからでも見えるようにしないと、皆さん通り過ぎてしまうと思いますよ。改善を望みます。

 この先にもICは有る筈だが、私はUターンして北見西ICから自動車専用道(ここから先は北見道路と呼ぶらしい)に上がる事にした。

 私はUターンを機会に雨具を着る事を考えたのだが、これから向かう西の空が明るいとのメンバーのアドバイスを受け、そのまま走る事にして北見道路に上がって美幌を目指す。暫く走ると路面は乾き始め雨も小降りになり、北見道路の終点に到着する頃には雨雲を振り切って雨の心配は無くなっていましたね・・・。

 北見道路の終点は道道122号に接続していたが、この道道122号は北見と美幌を繋ぐメイン道路のようで結構な交通量が有った。また北見と美幌の間には二つの峠が有って殆どが黄線区間となっており、我々は車の流れに乗って走って行く。

 私は予習して来た地図を頭に浮かべながら走っていたのだが、途中想定外の美幌バイパスの道路標示が出て来て一瞬行くがどうか迷ってしまった。私は冒険をせずに予習通り美幌の街に向う事にしたのだが、国道39号の美幌バイパス入口からバイパス(自動車専用道路)に上がると、信号無しで一気に女満別空港まで行けますので時間的には速かったかもしれません。

 私は交通量が多い美幌の街中避け直接国道39号に出て国道を横断、車が殆ど走っていない道道248号を暫く走り、女満別・国道39号の表示が有る青看板の交差点を右折(道道714号)、女満別手前の国道39号に出る。

 今回は初めての道だったので色々と探ってみたが、単純に訓子府から女満別まで行くのでしたら、高速道を使って北見まで走り、道道122号で美幌に向かって途中から美幌バイパス方面へ左折、美幌バイパスを使って女満別空港に出るルートをお勧めします。

 女満別のセブンイレブンで夜の飲み物を仕入れた我々は 網走の宿 アニマの里 に向かって走り出す。私は 道の駅 めまんべつ の先に在る メルヘンの丘 のビューポイントで夕陽を観るべく時間を調整していたのだが、陸別をパスした分時間が早く、空が曇っていて太陽は見えずで、そのまま通過する事にしました。

 予定より早く網走に到着した我々は、博物館網走監獄 へ続く石北本線の踏切を渡って直ぐ左側の坂道(入口に看板有り)を上ってアニマの里に到着。いつものように玉ねぎが沢山詰まったカゴが並ぶハウスの中にバイクを停める。

 昨年は川湯温泉に泊まった為アニマに泊まるのは二年ぶりだったが、勝手知ったる宿なのでいつものルーティーンで我々はバイクから荷物を降ろし玄関に向かう。

 玄関に行くと旦那がお出迎え、二年ぶりの挨拶を交わすが旦那は二年前と変わっていないように見える。旦那は二年前と違う所(牧場の周りの木を伐採した事等)を色々説明してくれたが、私はその事に全く気付いておらず、大変失礼してしまった。

 私はいつもの部屋に行き、着替えて風呂に行くいつものルーティーンを消化して行く。他のメンバーもそれぞれの時間を過ごして食事の時間を迎えるのでした・・・。




 網走 ファームイン アニマの里 に到着し、着替えて牧場内を散策・・・ 今日は明るい内に到着しました。




  牧場には沢山の羊さんいますが、オスは一匹だけのハーレム状態なんだそうです。



 夕食のテーブルにはアニマ定番メニューが並んでいたが、今回の一番の朗報は大きなホッケ(以前よりは一回り小さかったが・・・)が出て来た事だった。昨年は知らないがその前はホッケの味りん干しだったり、大きなホッケが入手出来なくなって出てこなかったりしたのだが、今年は出せる程度のホッケが入手出来たらしい。

 今年の北海道は鮭が不漁だと聞くし、ホッケも不漁だったようだが、近年北の海に変化が起きているのは確かなようだ。私としては毎年北海道ならではの大きなホッケの開きが食べられたらそれで満足なんだが、それも難しい時代になったんですかねぇ・・・。




        アニマの里 の夕食   地元の食材が並ぶ。




     今年はカニではなく ホタテでした。



  少し小ぶりですが、嬉しい事に今年はホッケが運ばれて来ました。



 夕食後、場所を移して仕事が一段落した旦那と共に私は秋田から持参した地酒を酌み交わす。色々な話題に花を咲かせたのだが、お互い年齢を重ね体も環境も変わってきており、これから先こんな場を何回持てるのかな・・・・?

 そんな事を考えてしまうお年頃になった私であります。




 これまで幾度となく一緒になった彼が今年も来ていて、お話し出来て本当に良かったです。



 明日の天気は良くなさそうなのだが、出来るだけ多くドライ路面で走れる事を願いながら私は布団に入いる。

 私は知らなかったのだが、ちょっと飲み過ぎたようで寝ながら騒音を発して周りにご迷惑をお掛したようだ。本人が知らぬ事とはいえ、本当に申し訳なかった。

 「 今後気を付けます。 」 と言いたいところなのだが、本人に自覚が無いのではねぇ・・・。



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by Ryuta
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