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 September 2014  Hokkaido Part 31 Touring
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 予定変更が・・・

 北海道4日目の朝が明ける。いつものパターンで起きた私が外に出てみると、青い空に白い雲がぷかぷかと浮かぶ秋の空が広がっていて、今日は予報通りに雨に当たらずに走れそうである。

秋空が広がる朝を迎える。


朝の牧場の景色を眺めながらこれから朝食です。
外では香港の方々がお馬さんに乗って楽しんでいました。


ここで収穫した野菜を中心にした朝食を頂きます


















 今日巡る予定にしていた有名観光地は、津別峠、オンネトー、陸別(寒い事で有名?)、石北峠、大雪ダム、三国峠、ナイタイ高原牧場等だったが、昨日の予定変更に伴い今日の予定も変更を余儀なくされた。

 当初の予定では昨日走った藻琴峠を越えて屈斜路湖に出た後、津別峠を越え津別に出る事にしていたのだが、昨日と同じ道を走る嫌だし、何より網走⇒美幌⇒津別とシンプルに走った場合と比べると時間が倍近く掛かりそうだ。

 また網走⇒美幌⇒美幌峠⇒屈斜路湖⇒津別峠⇒津別 のコースも考えられるのだが、それでも時間はシンプルコースより五割増しになりそうだった。

 今日は温泉に入る予定にしているし、今宵の宿芽登温泉入口には夕方四時頃(明るい内)までには到着したい事情も有って、私は時間を節約する為シンプルコースでオンネトーに向かう事にした。

 しかしこのコース変更が、私に大いなる災いをもたらす事になろうとは・・・・!?

 今日も七時朝食、八時出発に設定し各自準備を進める。私は談話室で食事の時間になるのを待っていたのだが、窓からはお馬さんに乗る女性達の姿が見えていた。

 良く見るとそれは昨晩遅く到着したお二人さんで、朝早くからお馬さんに乗っているとは何と元気な事か・・・。彼女らのバイタリティーには本当に恐れ入りました。

 朝食の時間になり、私は食堂に行ってテーブルに着き窓の外に目をやる。すると牧場では香港から来たカップル達が交代でお馬さんに乗っていた。

 女性も男性も楽しそうに馬の背中で揺られていたのだが、香港で馬に乗る機会はまず無い?でしょから、良い思い出になった事でしょう。こんなお馬さん体験が出来るのも、外国のお客さんにこの宿が好まれる要因になっているのではないですかね・・・?

 

外壁のエンジ色にも大分慣れました。
お馬さんに乗っているのは例の彼女らなのだが、朝早く(六時半頃)から乗馬を楽しむ本当に元気なお嬢さん達でした。


 ツーリングマップル

 我々は食事を終えた後、出発の準備に取り掛かったのだが、昨晩旦那から我々のバイクの写真を撮らせて欲しいとお願いされた事を思い出した。

 旦那が言うには、アニマの里ライダーたちのバイブルと呼ばれるツーリングマップル北海道版に紹介されていて、その来年度版の取材で近日中にスタッフ(カソリとか何とか言っていたような気がするが・・・?)が来るらしいのだが、その紹介写真で悩んでいると言う。

 スタッフが取材に来るのはいつも昼時(泊る訳では無いらしい)で、当然宿泊客のバイクは無い訳で掲載される写真はどうしても建物だけの写真になってしまうのだと言う。メンバーが持っていたツーリングマップル2014年度版を見てみると、確かにアニマの里の写真はエンジ色(最近の写真)の建物だけが写っていた。

 他の宿の写真は建物と共にバイクやライダーが写っているのが多く、旦那としてはアニマの里もバイクやライダーが写っている写真をツーリングマップルに載せたいと考えたらしい。ライダー向けの地図ですから、バイクが写っていた方がアピール度は上がると旦那が考えたのは当然と言えば当然である。

 しかしスタッフが来た時にバイクは無いわけで、どうしたらバイクが写った写真をツーリングマップルに載せられるかを考えた旦那はある事を思い付いた。バイクが入った写真を撮っておいて、それをスタッフに渡せば良いのではないかと・・・。


バイクをハウスから移動し並べます。
 そこで旦那は我々に白羽無矢を立てたのである。出発前にアニマの里の看板前でバイクの写真を撮らせて欲しいと頼まれた我々は、旦那の作戦に協力する事を承諾、出発の前にツーリングマップル用の写真を撮影する事にしたのである。

 出発準備を整えた我々は、バイクをビニールハウスから階段前に移動、旦那による撮影会?が始まる。撮影会といっても写真を2〜3枚撮影するだけなのだが、ついでに我々も出発前の写真を撮る事にした。

 撮影したSS系バイクが写った写真を見て思ったのだが、今日では異端児的?なバイクの写真にどれだけの宣伝効果が有るのか疑問に思ってしまった。掲載されるかどうかも分からないのに、余計な心配でしたね。

 撮影を終えた我々は、旦那の見送りを受け美幌経由で最初の有名観光地 オンエトー に向かって走り出す。



もしかしたらこの写真がツーリングマップルに掲載されるかも・・・?


 天都山

 美幌に向かう時、いつもは石北本線の踏切を渡って国道39号で昨日来た方向と逆に走るのだが、今回は天都山に上ってプチ観光をしてから国道39号の呼人(セブンイレブンが無くなった)に下り、そこからで美幌に向かう事にした。

 天都山に上がるのは当初の予定に有ったのだが、予定を変更した為本来は通らなくてもよい道だった。しかし私以外天都山に上がった事の無い(多分?)メンバーの為に、私は今回網走の有名観光地 天都山 に上がってみる事にしました。

 我々はアニマの里を出て天都山に上がる道に左折、道が左に大きくカーブする所で有名観光地 博物館 網走監獄 の入口が右側に見えて来る。我々はヘアーピンカーブをクリアーしてそのまま通過、上り坂を上って行くと左手下にアニマの里の建物が見えて来る。

 アニマの里の玄関を出て正面に見える斜面(羊の厩舎が有る斜面)にこの道は通っているのだが、その存在に気付く人はまずいないと思う。この道が林の中に巧妙にカムフラージュされている事でアニマの里の牧場感が醸し出されているのだが、アニマの里は結構な街の中の牧場なんです。

 そしてもう一つの右ヘアーピンカーブをクリ―すると左手に有名観光地 オホーツク流氷館 の入口が見えて来る。そこの展望台からは、網走湖、能取湖、濤沸湖、藻琴湖、そしてオホーツク海をはさんで知床半島、反対側には阿寒の山並み等々壮大な360度のパノラマを楽しめ、館内では流氷クルオネが一年中見られるらしいのだが、我々はその前を通過し呼人に向かう。

 天都山から呼人までの下りの道は森の中を走る緩やかなワインディングロードで、木漏れ日を浴びながら朝のきりっとした空気の中を走って行くととても気持ちが良かった。右手下には網走湖も見えていましたから、天都山プチ観光に来て良かったです。


 黒い悪魔

 呼人で国道39号に出た我々は美幌を目指す。私は女満別の街が近づいた時、女満別空港からの自動車専用道(美幌バイパス)で美幌に向かうか、このまま国道39号で行くかで迷っていた。距離的にも時間的にも殆ど差は無いと考えられるが、最近は美幌バイパスを使う事が殆どでしたので、私は女満別空港に向かう信号交差点でウインカーを左に揚げる。

 信号を曲がると直ぐに昨日出て来た道道249号が左に見え、やがて左手に女満別空港が見えて来る。我々は女満別空港入口前の美幌バイパス入口(信号を右折する)の信号にやって来た・・・。

 信号は青、私はウインカーを右に揚げ右折車線に入って対向車が無い事を確認、交差点に入り右折する為ゆっくり(速度は30〜40km/h位?)とバイクを右に傾けたその時・・・・!?

 ・・・私はアスファルトに叩きつけられ回転し、GSX−Rは右側を下にして7〜8m位滑って路上に横たわっておりました。あまりの突然の事に、私は何が起きたのか全く分かりませんでした。

 私は直ぐに立ち上がりGSX−Rの下に駆け寄って起こそうとしたのですが、体に力が入らず起こせませんでした。その一部始終後ろで見ていたメンバーが駆け付けてくれて、GSX−Rを道路脇に寄せる事が出来たのですが、私は肋骨にダメージを受けたようで大きく息を吸うを脇腹が痛かった。

 幸いにも各個所のプロテクター(ブーツ、膝カップ、腰のパッド、肘カップ、肩のパッド、ヘルメット)が機能し(こんな時の為のレザーウエアー)外症は無かったが、肩と脇腹(右腕で押された)の打撲で上体に力を入れると激痛が走る状態だった。

 それでも手足は動き何とかバイクを支えられる事を確認した私は、今度はGSX−Rの状態が心配になった。

 こんな所で走行不能になったら

 「 帰りは飛行機かぁ・・・?」 (目の前が飛行場でしたので・・・) 

等と帰る方法を模索してしまいました。

 GSX−Rを点検すると、ブレーキレバーが下に大きくずれていて、ブレーキを掛けられない状態になっていた。フロントブレーキが使えない状態でも走れない事は無いが、私は今回の北海道が終わったと覚悟しました。

 しかし、マスターシリンダーのサポートボルトを緩め、ずれたマスタシリンダーの位置を元に戻すとマスターシリンダーには問題が無く、レバーの曲がりも大した事は無くレバーアジャストダイヤルを調整しただけで使える事が分かった。

 他に走行に影響する損傷は無く私は安堵したのですが、GSX−Rの外傷ダメージは大きかった。私のGSX−Rは、2008年に左側パーツの殆どを交換しているのだが、今回は右側のパーツがダメージを受ける事になってしまった。

 何といっても私が一番痛かったのは、2008年の時も無傷だったマフラー(チタンサイレンサー)に傷が着いてしまった事だ。穴は開かなかったが、8万`近く無傷で来ていたのに傷が付いてしまうとは、本当に残念無念でした。新品は結構な値段だし、中古で新品同様の物が時々オークションに出ているがそれもお高く、このまま傷を我慢して使うしか無さそうである。

 テールカウルはシートに取り着けていたバッグ用ブレートがガードになって損傷を免れたが、サイドカウルは傷だらけ(アッパーカウルも一部削れていた)で一部に穴が明いていた。走行には支障が無いとは言え、このままの状態にしておくには忍びなかった。

 カウル関係のパーツは社外品(中華製カラーリングは色々)で全てのパーツが揃って5〜6万円位で手に入る事は入るのだが、私の場合どうしても純正色(ブラック/イエロー)のカラーリングに拘りが有って、純正カウルとなると部品代だけでも7万円近い金額が必要になる。

 こんな時スライダーを取り付けていればカウルの損傷を免れた可能性は有るのだが、スライダーを取り付けているとバイクは良く滑るので、今回の場合滑ったGSX−Rがそのままガードレールに突っ込みより大きなダメージになった可能性も考えられます。

 スライダーは立ちゴケ対策としては有効だと思いますけど、サーキットのようにエスケープゾーンが広い場合はともかく、公道では滑る事によりダメージが大きくなる可能性が有り、私はスライダーをあまりお勧めしていません。

 私もGSX−Rも何とか走れる事が判明、このままツーリングを継続出来る事が分かって私はホッと胸を撫で下ろす。しかし、今回の転倒の原因が何だったのか、今後の為に私にはそれを探る必要が有った。メンバーの一人が転倒した場所を検証しに行ったのだが、路面には細かな黒い粒が一面に落ちていたらしい。

 これはあくまでも想像だが、それはアスファルト表面が車のタイヤで擦られ、アルファルトの粒子が剥がれて表面に浮いていたものと考えられる。

 FUNKYでは赤悪魔と呼ばれるアスファルト舗装路面がありまして、それは注意喚起目的で施工された赤色のアスファルト路面なのだが、この赤いアスファルトは新しいうちは良いのだが少し古くなると表面がボロボロと削れて赤い粒子が表面に乗っている状態になる。

 それは軽くアクセルを軽く開けただけで後輪が空転、即転倒にも繋がる危険な路面なのだが、FUNKYではその赤い路面を赤い悪魔と呼んでいるのだ。赤い路面を見たら出来るだけアクセルを開けずブレーキも掛けずに通過する、それがFUNKYの鉄則となっている。

 今回の状況は黒い悪魔と呼ぶべき状況だが、黒い悪魔は赤い悪魔と違い普通路面と見分けがつかず最悪で、ライダーキラーとしては最強ですね・・・!?

 今回の私のケースは、右折でバイクが右に傾きバンドルが右に切れた状態になった時、黒い悪魔でバイクの直進力をフロントタイヤが右方向に変換出来ずそのままスリップダウン、バイクはそのまま右に転倒したと考えられる。

 車で有れば何の問題も無く通過出来る黒い悪魔だがバイクに取っては死活問題であり、道路管理者は即時路面状況を改善してもらいたいと思います。アメリカであれば道路管理者(転倒地点は道道、バイクが止まった地点は国道)を訴え損害賠償を要求する場面なのでしょうが、我々に警察を呼んで現場検証をする時間は無く、美幌バイパスに入った我々は、アクシデントでロスした時間を取り戻すべく美幌へ急くのでした。


 
 思い違い

 私は美幌バイパスを走りながら国道39号で美幌に向かえばこんな痛い目に遭わなかったと、自分の運の無さ?感の悪さを嘆いたのだが、昨日の通行止の迂回路の件と言い丁半博打は外しっぱなしで私は落ち込んでしまいました。その落ち込んでいる所に、神様は追い討ちを掛けるような事を私に仕掛けて来るのである。

 美幌バイパスから下りて再び国道39号に出る信号に止まった私は、初めての道で美幌の街に向かう事を目論んでいた。信号を左折すれば国道39号が我々を美幌の街に連れて行ってくれるのだが、信号を直進する道は美幌の街への近道となっている筈(北海道に来る前に予習した)で、新し物好きの私はこの近道を走ってみたいと思っていた。

 その思いを果すべく私は信号を直進して再び国道39号と交わる信号に出たのだが、その交差点は私がイメージしていた交差点とは違う交差点だった。私の予定ではこの道を直進すれば昨年昼食を食べたレストランが右側に現れ、そのまま直進すれば津別に向かう裏道の広域農道に入れる筈だったのだが・・・。

 信号を直進して走って行くがレストランは現れず、いつの間にか道は津別に通じる国道240号になっていた。その時点で私が大いなる思い違いをしていた事に気付いたのだが、このまま国道240号を走って津別に向かうか、予定通り広域農道で行くかでまた悩んでしまった。

 国道でも裏道でも距離は殆ど変わらないのだが私は気楽に走れる広域農道を選択、国道243号に左折して広域農道へ入る信号を探した。この方向から広域農道に入るのは初めてだった私は、右折する信号を通り過ぎたと勘違いをしてしまう。

 正解はそのもう一つ先の信号を右折だったのだが、私は信号の先のパーキングでUターンし通り過ぎた信号を左折して迷宮に入り込んでしまうのであった。うろちょろ走り回ったあげくに国道240号の近くに出てしまった私は、結局国道240号で津別に向かう決断をする。

 国道の走りは退屈な割には気が抜けず広域農道を選択した私だったが、今日の私の選択は裏目裏目の負のスパイラルに落ち入ってしまったようです。駄目な時は何をやっても駄目なんですよねぇ・・・。

 津別に到着した我々は、いつものホクレンGSで給油と汚れたバイクの洗車を行う事にした。洗車機でバイクを洗いタオルで拭き取ると、昨日までの雨中走行で汚れたバイクに輝きが戻りモチベーションも上がったのだが、GSX−Rの右側をマジマジと見てまた落ち込む私でした。

 これから先ツーリングはまだまだ続きますので、私は気を取り直し痛い肋骨に耐えながらバイクを引き起こし、次の目的地オンネトーへと向かう。



津別のいつものホクレンGSで給油。 写真では分からないが黄色いバイクの右サイドカウルは傷だらけ・・・!


 リベンジ オンネトー

 オンネトーを訪れるのは2011年以来だから三年ぶりなのだが、その時は霧で何も見えないまま立ち去っていた。今年は是非そのリベンジを果すべく、私はオンネトーを予定コースに入れたのだが、本日の天気は晴れており今日は雌阿寒岳、雄阿寒岳をバックにオンネトーの景色が見られそうである。

 オンネトーに向かう国道240号は三年前反対方向で走っていたのでまだ道の所々に記憶が残っていたのだが、この道は特に景色の良い所も無く黄線区間も多いし車もそこそこ走っていますので、皆さんには車の流れに乗って走る事をお勧めします。

 阿寒湖に向かう国道240号と分かれ国道241号に右折した我々はオンネトーを目指し、道道664号に左折して雌阿寒温泉前を通過、有名観光地オンネトーに到着する。

 津別では青空が見えていた天気もオンネトーに到着してみると曇り空で、青空を湖面に映した神秘的な湖面が見られなったのは残念でしたが、我々は紅葉が始まったばかりの雌阿寒岳・雄阿寒岳をバックに三年前その前に立つ事もしなかった看板の前で証拠写真を撮影する。

 三年前のリベンジを果した我々は、三年前宿泊した オンネトー温泉 京福 で温泉入浴を楽しむ事にした。



前回来た時は霧に包まれ湖面も見えないオンネトーでしたが、今回は雌阿寒岳も雄阿寒岳も見えていました。


 大失態 2



オンネトー温泉 京福 で温泉入浴

 オンネトー温泉 京福 は、雌阿寒温泉の手前を少し入った所に在り、足元から温泉が湧き出る内風呂と開放的な露天風呂が有名で、三年前泊った時の印象が大変良かった温泉です。

 我々はカウンターで入浴料300円を支払い内湯に向かう。階段を降りた所に内湯が有り、その廊下の奥に露天風呂の脱衣所が有るレイアウトになっている。

 私は内風呂に入ってから露天風呂に周る予定で、先ず内風呂の脱衣所で服を脱ぎ内湯を楽しむ事にした。プクプクと底から湧き出る男性内湯はそんなに熱くなく(39℃位?)長い時間楽しめる温泉で、以前泊った時も結構長い時間入っていましたね。

 今回は時間的な制約が有り内湯をそこそこで切り上げた私は、内風呂から外に出て露天風呂へ向かう。

 この内風呂から直接露天風呂に行く方法は、前に来た時に一緒に入ったライダーさんから教わったルートで、その時は客室にいた女性に裸を見られ恥ずかしい思いをしたのだが、今回は違う展開が私を待っていた?

 前回裸を見られた客室に誰もいない事を確認した私が露天風呂に行くと・・・!?

 三年前は無かった大きな仕切りが私の前に立ちはだかった。露天風呂を二つに分けるように立てられたその仕切りは、通路にも設けられていて奥(男性向け露天風呂)に行けないようになっていた。

 「 あれー どうなってんだぁ・・・ 」 

と一瞬戸惑った私だったが、その状況を一人の女性が下から見上げている事に私は気付いてしまった・・・。

 その女性の年齢は20代前半で・・・いやいやここで詳細を述べるのは省かせてもらうが、ようするに露天風呂に入っていた女性が、戸惑っている私の裸を見ていたと言う事ですよ・・・。

 彼女もこの状況に戸惑っていた事は明白で、彼女は腕を上手く使ってフリーズ状態で私を見ておりました。

 因みにここの露天風呂はお湯を入れた直後は透明ですが、時間が経つと白濁してきます。幸か不幸かその時の露天風呂は多分白濁していたと思います・・・?

   「 失礼・・・!! 」 

 数日前にも有ったそのシチュエ―ションに私は反射的にその場から内風呂へ引き返してしまったのだが、三年の間に露天風呂の状況が一変しておりました。

 今回の状況を説明しますと、三年前の露天風呂は基本混浴でしたが、女性の脱衣所から出た所には露天風呂の半分くらいまで仕切りが設けられていて、その仕切りの裏に隠れていれば男性側からは見えない構造となっていました。

 当然男性内風呂から露天風呂に直接行くルートの場合、男性と女性の目と目が合ってしまう状況は今回と同じですが、通路には仕切りは無く混浴ですから前を隠して会釈するくらいで何ら問題は無かった?わけです。

 このレポートを書く為京福のHPを見ましたら、新たな事実が判明いたしました。私が露天風呂が男性と女性とに完全に仕切られたと思ったのは間違いで、通路と露天風呂の仕切りが少しずれておりまして、今でも男性内風呂から男性向け露天風呂に行ける構造になっておりました。

 京福では半混浴と表現しておりましたが、私がそのまま男性向け露天風呂に行ったとしても何ら問題は無かった?と思われます。露天風呂の仕切りの状況はこちらからご覧頂けます。
http://onsenkeifuku.wix.com/onneto-onsenkeifuku#!syukuhaku/cyg

 恥ずかしながら、今回私は仕切りの隙間を見付られないほどにパニクッていたようです。結局露天風呂を諦める事にした私でしたが、次回が有るとしたら堂々と内風呂から露天風呂に行く所存でございます。

 温泉でリフレッシュした我々は次の目的地陸別に向かい、そこで昼食を取る予定である。


 オーロラタウン 陸別



オーロラタウン 陸別で昼食の予定だったが・・・。




この時期クラッシックカーのグループをよく見掛けますね。


  京福で温泉を堪能した我々は、国道241号に戻り左折して足寄方向に向かい陸別を目指す。国道241号から陸別に出るには道道143号カネラン峠を通るのが近道なのだが、未だに未舗装区間が残っているようなので少し足寄よりに在る道道621号を使って陸別に向かう事にする。

 阿寒と足寄を結ぶ国道241号は阿寒観光のメインルートで、交通量が多く我々は道道621号に入るまで車の流れに乗って走る。このルートには白バイ等も多く出没しますので(特に山を抜けた足寄に近い区間)、無理は禁物の区間になります。

 今回初めて走った道道621号は山越えのルートだが、峠らしいヘアーピンカーブも無く交通量も殆ど無い(すれ違ったのは車1台だけ)快適に走れる道だった。

 この道道621号と我々が良く利用する道道468号を使えば、阿寒方面から芽登温泉や糠平に最短で行く事が出来ますので、我々にとっては結構使い勝手の良い道かもしれません。

 我々は国道242号に出て右折、陸別に向かう。今宵の宿は芽登温泉ですので、左折して直ぐ先の道道468号に入れば1時間も掛からずに芽登温泉に到着出来るのですが、我々はこれから石北峠、大雪ダム、三国峠、ナイタイ高原牧場と走った後に芽登温泉に向かう事になります。

 我々は陸別のホクレンGSで給油した後、その直ぐ後ろに在る陸別の道の駅へ昼食を食べに向かう。道の駅のパーキングにはバイク集団の先客がおりまして、パーキングは結構混雑しておりました。

 この道の駅は、北海道ちほく鉄道ふるさと銀河線(2006年廃線 その前はJR池北線)の駅舎を改装して道の駅としたもので、私は昨年訪れた時内部を見学して食事処が有ったと記憶していた。

 ところが行って見ると食事処が有ると思ったのは私の記憶違いで、館内を回ったが有ったのはソフトクリームスタンドだけだった。差し当たりお腹も減っていたのでソフトクリーム(今回の北海道で初ソフト)を買いながら、オネエさんに近くに食事処がないか聞いてみる。

 オネエさんは陸別の地図を取り出し、親切におそば屋さん(そば以外のメニューも有る陸別で唯一の食事処?)を紹介してくれたのだが、そのおそば屋さんはここから少し距離が有り歩くには少し遠そうだった。バイクで移動して行くのが面倒になってしまった私は、陸別での食事は諦める事にしました。

 そしてオネエさんが作ってくれたソフトクリームは結構美味かった。私の中では、中の上か上の下ぐらいのランクで、充分お薦め出来るレベルのソフトでした。

 我々がこれから向かう先に有る食事処としては、石北峠(麺類)、三国峠(カレー)、三股山荘(ビーフライス)等だが、そこまで空腹を我慢するより置戸のセイコーマートで適当にお腹を満たす事といたしました。

 我々は置戸のセイコーマートを目指してスペシャルステージへと走り出す。


 快走 陸別〜置戸

 昨年私はこの陸別〜置戸間を一往復しているのだが、エンジン不調の為ストレスが溜まる走行になってしまった。今年はエンジンを存分に回して楽しもうと気合を入れた私は、黄線が白く変わるのを待った。

  そてスタートが切られる・・・。幾つかの直線とカーブをクリアーしてふとミラーを覗くと、直ぐ後ろにブラックバードの明るい光(55WHID)が迫っていた。コーナーの立ち上がりでは少し引き離せるものの、コーナー侵入時には後ろに着かれるパターンが暫く続く。

置戸のセイコーマートで軽くコンビニランチ


 GSX−Rのエンジンは昨年と違い高回転まで綺麗に回るようになっていたのだが、ブラックバードの高速での伸びは侮り難く、なかなか引き離せなかった。

 置戸が近くなりコーナーが連続するようになった所で少し間隔を広げる事が出来たのだが、ブラックバードや隼のような空力特性が優れたバイクは高速での伸びが違いますね・・・。

 我々は置戸のセイコーマートにバイクを停め、高速走行の余韻に浸りながら各自簡単に空腹を満たす。

 我々はこれから石北峠を越え大雪ダムから三国峠へ向かうのだが、大雪ダムまでは特に楽しめる区間は無くリエゾン的な区間になる。


 三国峠はまだ紅葉の入口・・・

 我々は置戸のセイコーマート前の信号を右折して道道211号に入り、道道1050号から道道88号に右折して峠を越える。この峠越えには藻琴峠と同じような白い路面が有って何とも気持ちが悪かった。

 国道39号の厚和に出て左折、我々は石北峠に向かう。石北峠へのアプローチは見通しの良い緩やかな上りの道が暫く続くが、ヘアーピンカーブを抜けると一気に高度を上げ始める。道路脇には何合目の表示も有って以前は結構キツイ峠道だったのだが、最近は登坂車線が整備され遅いトラックやバスから黒煙を浴びせられる(最近のトラックやバスは黒煙を吐かなくなったが・・・)事も無くなり我々は快調に上って行く。



停まる事が大い国土交通省の管理施設
トイレは使えるが自販機は無い


 いつもは石北峠で休憩を取る私だが、置戸で休憩したばかりなので大雪ダムまで走る事にする。国道39号のトンネルを抜けて直ぐ、大雪ダムを渡る国道237号の入口が左に見えて来てそこを左折、我々は大雪ダムの上を走ってそのままトンネルに突入、トンネルを出た先の右手に在るパーキングにバイクを止める。

 このパーキングは国土交通省の管理施設(多分?トイレ使用可)のものなのだが、FUNKYでは色々な思い出が有るお馴染みのパーキングである。

 大雪山系上部では紅葉が本番を迎えているとニュースで報じていたが、この先から銀泉台に上がる大雪山観光道路(道道1162号)は一般車の通行規制中の看板が出ていた。

 その規制個所の入口付近は、車が止まっていたり係員が立っていたりするので気を付けなければならないのだが、今日は車が少なくピーク時のような混雑は無さそうある。



こんな表示が出ている位だからここでは鹿の飛び出し事故が多いんでしょうね・・・!?


 休憩を終えた我々は三国峠を目指したのだが、三連休の最終日で時間が午後2時頃とあって車が多く、それなりにしか走れないまま三国峠に着いてしまった。やはりここは朝早くか夕方に走るのが良いですね。


 三国峠を越えて

 我々はいつも松見大橋を見下ろす橋の上にバイクを止めて景色を楽しむのだが、今回はその橋の工事が行われていて手前半分にパイロンが置かれていた。私はいつもより少し先にバイクを止めたのだが、その場所から撮った写真はポイントが違う(20〜30m)為か写真の印象がいつもと微妙に違っていましたね。

 トンネルを抜けた十勝側は薄雲が掛かったきりっとしない天気で、景色もハッキリしないものになっていた。上川側と十勝側で天気が違う事はよくある事で、トンネルを抜けると霧が出ていたり雨が降っていたりして、何度ガッカリさせられた事か・・・。  今回は雨が降っていなくて良かったです。



三国峠は北海道で最も標高の高い峠ですが、紅葉はこれからでした。


  我々は松見大橋の写真撮影や休憩を取った後、糠平へのスペシャルステージに走り出す。三国峠〜糠平間は原生林の中を走る気持ちの良い道で、途中に白樺の森や三股山荘(喫茶店?)、幌加温泉、タイシュベツ橋梁等の見所も多く有る。私はあらゆる状況を想定しながら久しぶりの三国峠の下りを楽しんで糠平に到着、今度は上士幌のナイタイ高原牧場を目指す。

 幾つかのトンネルを抜け狭い渓谷を通って大きなアールのワインディングロードを走った後、我々は十勝平野の中を真っ直ぐに伸びる道路に出る。ライダーには関係無いかも知れませんが、この道にはオービスが設置されておりますのでお気を付け下さい。

 そのオービスが設置されている場所の少し手前左手に道道468号(清水谷から芽登経由で国道241号へ繋がる)の入口が有るのだが、そこに通行止の看板が立っていたとメンバー(私はオービスが気になって気付かなかった)が後に教えてくれる。

 それは明日通る予定にしている道で貴重な情報だったのだが、その区間の道路は川沿いを走っており先日の豪雨で道路が影響を受けたのかもしれません。通行止の情報を聞いた私は、迂回路として昔(20年以上前)よく使っていたルートを思い浮かべていました。


 
 ナイタイ高原牧場

 上士幌の街からナイタイ高原牧場に向かうと牧場が在る山の上部が少し霞んで見えていた。山の中腹に在るレストハウス付近に雲が掛かっている事が結構有って、そうなると景色も何も見えず行っても意味が無い場合があり、私はナイタイ高原牧場に向かう時は必ず雲の具合を確認するようにしている。今日は大丈夫でした。

 左折してナイタイ高原牧場入口のゲートを通過した我々は、小さな点に見えるレストハウスに向かって緑の牧草地の中を上って行く。ゲートからレストハウスまで何km有るか測った事は無いが、麓からレストハウスまでは結構な時間を要し、その時間こそがライダー至福の時間なのである。

 我々は山の中腹に在るパーキングにバイクを止める。今日は結構車やバイクが止まっていて、多くの観光客で賑わっていた。



ナイタイ高原牧場のソフトはバニラ300円が定番だが
今回は新味カボチャ380円を食べてみましたが・・・!?



私が理想とする形で作られ、味も量も満足な
富良野ダウンヒルの生クリームソフト320円?

 私はレストハウスへ今日二つ目のソフトクリーム(一日2ソフトまでに自主規制)を食べに向かったのだが、今回新たにカボチャソフトなる物が新発売になっていた。

 価格は380円とバニラ(300円)ミックス(350円)と比べ少しお高目だが、新し物好きの私としては食べない訳にはいかず、オネエさんに380円を支払作ってもらった。

 そして渡されたカボチャソフトが左の写真なのだが、何ともバランスが悪いソフトで私には美味しそうに見えなかった。

 ソフトクリームのセンターとコーンのセンターがずれ斜めになっているのもバランスの悪さの一つだが、コーンの大きさとソフトクリーム量のバランスも悪かった。

 せっかく高級なコーンを使用しているのに載っているソフトクリームの量が少なく(380円ですから)、ソフトクリーム全体が貧弱に見えていた。

 このクリームの量なら普通のコーン(下の写真のコーン)の方が良かったように思った私だが、食べたカボチャソフトの味もまたバランスが悪かった。

 確かにカボチャの味はほのかにするのだが、ベースのクリームとのバランスが悪く、私には美味しいとは感じられなかった。

 ナイタイの白いバニラソフトクリームは定評が有るところだが、私にはこのカボチャソフトがそのバニラソフトクリームをベースにしているとは到底思えなかった。

 ベースが全く別物の可能性も有るし、今回バニラを食べていないのでバニラの味が変わった可能性も有るが、私にはカボチャソフトから380円の満足感は得られませんでしたね・・・。

 ソフトクリームは形が美しいだけでも満足感が得られる食べ物で、下手に味を小細工するよりも作り手が美しい形を作れるよう練習した方が好感度は上がると思いますよ・・・。

 勿論それに味や量(美味しいのが前提だが)が加われは鬼に金棒ですが、ソフトクリームを作るオネエさん達には職人のプライドを持って努力してもらいたいと思いますね。

 小腹が空いたメンバーが北海道の郷土料理 芋餅 を買って来て、私はそのご相伴にあずかった。9年前、私は屈斜路湖の砂湯で或るメンバーから芋餅をご馳走になった事が有ったのだが、芋餅を食べながらご馳走してくれたメンバーの事を思い出していました。

 久しぶりに食べた芋餅は美味しかったのだが、どうすればジャガイモからこんなモッチリ感を作り出せるのか不思議だった。その昔餅米など獲れなかったであろう北海道で、餅を食べたいという人々の欲求が芋餅を作りだしたのでしょうね・・・。



今日のナイタイは曇り空で景色は今ひとつでした。


 分かってしまった衝撃の事実




上士幌のお店でお買い物

 有名観光地 ナイタイ高原牧場 から上士幌に戻った我々は、酒屋さんで飲物とツマミを購入した後いつものホクレンGSで給油を行う。今宵の宿 芽登温泉 へ向かう準備を全て整えた我々は国道241号で芽登へ向かう。

 芽登から道道88号に左折した我々は置戸方面へ走り始めたのだが、少し進むと左手に道道468号の入口が目えて来る。やはりそこには通行止の柵が設けられていて、ここから道道468号は使えないようである。

 我々は芽登温泉入口を素通りして足寄町と置戸町の境に有る峠のパーキングを目指す。この道道88号の喜登牛〜常元間は、走りの練習に最適な中速コーナーが連続する快適な二車線ワインディングロードで、我々は峠までの往復で楽しむ事にしたのだ。

 実はこの走りをしたいが為に早目の到着を目指していたのだが、何とか日暮れに間に合い我々はその走りを楽しむ事が出来た。私が先頭になって峠まで走ったのだが、峠で後続を待っていると最後に到着したGSX−R750がバイクから降りて来て手を揚げて 一言

 「質問が有ります。」  

 GSX−R750がFUNKYで走り始めて今年で六年目になるが、走行後直ぐに質問して来るのは今回が初めてだったかもしれない。走った直後に質問が出るのは良い事で、本人が色々試した中で出た質問でしょうから回答も理解し易い筈である。

 ここではその質問内容の詳細は省かせてもらうが、それはバイクを速くは走らせる上で基本中の基本で重要な事だったのだが、それをしないで6年間バイクを走らせていた事に私は驚いた。しかし、それをしないでもそれなりに走れていた事の方が驚きが大きかったですかね・・・!

 GSX−R750はここに来て今までより高回転を使用した走りが出来るようになっていて、その為これまでの走り方では対応出来なくなり今回の質問が出たようである。

 質問に対し明確な回答を与えた私は、峠からの帰り道検証を兼ねGSX−R750の後ろに着いて走る事にした。私はこれまで幾度となくGSX−R750の後ろで走っていたが、質問に関す部分に注目して走った事は無かった。今回改めてGSX−R750の走りを見てみると問題点が明らかになったのだが、GSX−R750がそれに対応出来るようになるにはもう暫く時間が掛かりそうである。

 芽登温泉入口まで戻った我々は、砂利道を慎重に走って芽登温泉へ向かう。


 芽登温泉

 芽登温泉は昨年も泊った原生林の中の一軒宿で、我々は3kmの砂利道を走って無事到着する。芽登温泉の宿主は、この砂利道の舗装を町(足寄町の管理)に要望しているようなのだが、なかなか対応してくれないとぼやいておりました。

 3kmの道を舗装するにはそれなりのお金が掛かるでしょうからそう簡単に予算は付かないでしょうけど、SS系のバイクに乗るライダーとしては舗装された方が有り難いのは確かだ。しかし、砂利道を必死に走って到着する宿というシチュエーション(3kmが限界だが・・・)は秘湯感が有るし、原生林の中の一軒宿的なロケーションを際立たせているようにも思う。

 宿主は町の予算の使い方が間違っていると怒っておりましたが、それぞれの立場でそれぞれの事情があるのでしょう・・・? 因みに、目登温泉は通年営業で、冬の除雪は町がしてくれているようです。

 我々はまだ明るい内に宿に到着する。昨年の到着時間は7時半で辺りは真っ暗、夕食の時間にも大きく遅れてしまい宿にはご迷惑を掛けてしまったのだが、今年はそんな事にならなくて良かったです。

 荷物を持って玄関に行くと宿主が我々を出迎えてくれる。宿主との本格的な付き合いは昨年からで、FUNKYはまだ常連客のポジションには至っていないが、芽登温泉も以前の幌加温泉のような関係になれればと私は考えている。しかし、そうなるまで私がこの宿に来れるかが課題かなぁ・・・。



芽登温泉の夕食
宿泊料金6500円(税抜)とは思えない料理が並ぶ




温泉から上がってやっぱりビールで乾杯!
部屋に戻ってまた乾杯!



 我々は部屋に案内された後 着替えて先ずは温泉へ。日本秘湯を守る会に加盟する温泉の詳細は、昨年のレポートをご覧頂くとして、私のお気に入りは混浴露天風呂の打たせ湯となっている。

 私は今日痛めた肩や背中に打たせ湯を当てて治療に専念したのだが、後に医者に聞いたら受傷してから一周間位は温めるのではなく冷やすのが良いようです。

 それは受傷で壊れた血管が修復するまで1週間は掛かるからだそうで、その前に温めてしまうと内出血が助長され直りが遅くなってしまうのだそうです。

 確かに芽登温泉で行った打たせ湯治療の効果は全く感じられませんでしたから、打撲等の怪我をした場合は先ず湿布等で冷やす事が肝心のようです。

 一週間経って血管が治癒してからは、患部を温めて血行を促進(温泉治療の効果大)すると直りが早いとの事でした。

 温泉から上がってまったりし、そして夕食へのいつものルーティーンで我々は食堂に向かう。食事の前にビールで乾杯、今日は出だしから色々有った一日だったが、何とか宿に辿り着けて本当に良かった。

 美味しい夕食を頂いた後、我々は部屋に戻って今日の走りで大いに盛り上がる。私の転倒事件、道に迷った事件、温泉でのハプニング、陸別〜置戸間・大雪〜糠平間の走り、そしてGSX−R750の「質問が有ります。」事件等々話題には事欠かず、宴は遅くまで続くのでした。

 明日我々は特別なミッションの為札幌に赴く事になっていてその連絡を取ったりもしたのだが、私はFUNKYメンバーだった或る人物を思い浮かべながら眠りに着くのでした。



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by Ryuta
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