2010 FUNKY IN 北海道 Part.27 初日 2日目 3日目 4日目 5日目 最終日

● FUNKY27年目の北海道
FUNKY IN HOKKAIDOとして27年目を迎える今回の北海道は、行きは金曜日朝のフェリーで秋田港を発ち夕方苫小牧東港に到着、帰りは火曜日の夕方北海道を発って水曜日の朝に秋田港に帰って来る予定を立てた。

これがFUNKYにおける FUNKY IN HOKKAIDO のスタンダードモデルなのだが、昨年はシルバーウィークと呼ばれた連休に合わせ土曜日出発の木曜日の朝秋田帰還のスケジュールになっていたし、一昨年は諸事情によりスタンダードスケジュールでの北海道にはならなかった。

そして今回三年ぶりにスタンダードモデルによる北海道が計画されたのだが、スタンダードスケジュールのメリットとして、初日の宿 穂別 民宿 ポレポーレ で夕食が食べられると云う事がある。

民宿 ポレポーレのお客さんは近くの工事現場に来ている関係者が大部分で、その為土曜日の夜は札幌等の家に帰るお客さんが殆どで、ポレポーレでは土曜日の夕食から日曜日の夕食まで食事をを作らないのが原則となっており、土曜日の昼から日曜日の夜までの間が宿を切盛りするお母さんの休養時間となっている。

この二年FUNKYはポレポーレの夕食を食べられておらず、今回久しぶりにお母さんの手料理(北海道の家庭料理だがこれが美味い!)が食べられる事になり、それが今回の旅の楽しみの一つとなっていた。


今回、私と共に北海道を走る事になったのはFUNKY二年目 SUZUKI GSX−R750 K9 に乗るメンバー(以後K9)で、FUNKYとして北海道を走るのは昨年に引き続き二回目となる。

K9の走行レベルは、私と同じペースで走るのにはまだ無理が有るが、今回の北海道でどれだけレベルアップ出来るか楽しみである。FUNKY北海道は、ライディングテクニックの短期集中講座的部分が有って、毎日毎日自分の走りを確認し走りのレベルアップを図るには絶好の機会となる。





前夜の雨は上がったが、路面はまだ濡れていた。



リヤのBOX 大丈夫か?



チケットを渡して乗船です。





我々を乗せたフェリーは秋田港を出て、北海道へ










































PM0:00 竜飛崎沖を通過。

● 1日目スタート! 北海道へ

今回はこの二台で北海道を走ります。

金曜日の朝、目覚めると昨晩寝る時に降っていた雨は上がっていたが、路面はまだ濡れている状態だった。

寝る時は雨具を着て店を出る事も覚悟していた私だが、フェリーに乗るまでの10分程の為に雨具を着るのもやり切れず、私は雨が上がる事を願っていた。

そして夜が明け雨は上がっていた。私は思わぬ神様のプレゼントに気を良くして店に向かう。出発時間までにK9が来て、二台のGSX−Rは予定通り北海道へのスタートを切る。

9月に入っても寝苦しい夜が続いていた秋田もようやく朝晩涼しくなってきていたが、今朝は雨上がりという事もあって少し寒い位の感じである。出港の1時間前にフェリーターミナルに到着した我々は、直ぐにカウンターに向かい乗船手続きを行う。

我々が窓際のテーブルで乗船申込書を書いていると、外から我々に向かってカメラを向ける人物がいた。それは我々の見送りに来てくれたFZR400RR−SPに乗るFUNKYメンバーだった。朝早くから我々の為にわざわざ見送りに来てくれたようで、本当に頭が下がる思いであります。


乗船を待つGSX-R 二台
無事乗船手続きを終えた我々がバイクの所に戻るとGSX−Rの後ろにバイクが1台止まっていた。それは秋田ナンバーのヤマハ XT250 (30年位前のOFFバイク)で、バイクの後ろには郵便屋さんの大きい赤いプラスティック製の箱が取り付けられていた。

しかしその取り付け方が物凄いオーバーハングで、何とも心許無かった。その昔、リヤキャリヤが壊れて荷物を背中に背負って走った結果、お尻に痣を作った経験を持つ私としては、北海道でキャリヤステーが壊れない事を祈らずにはいられなかった。

フェリーへ乗船は結構緊張するものなのだが、K9は乗船を前に特に緊張していた。それは以前乗船した時に船内で立ちゴケした経験を持つ為で、今回は係り員の指示がどうあろうと、無理をせず降りてバイクを押すと心に誓っていた。

そしてその時が来たのだが、今回はバイクを止める場所が急な旋回を必要としい左手奥で、私は何なくバイクを止める事が出来た。K9も何とか私の横に並んでバイクを止めたのだが、係り員の指示した場所からの30cmほど外側だった為、結局バイクを押して移動する事になってしまった。

K9が係り員の指定する場所に一発で停められるようになるには、もう少し時間が必要のようである。



● フェリーでの過ごし方

敦賀と苫小牧東港を結ぶ新日本海フェリー。

バイクから荷物を下ろしヘルメットを網棚に載せ固定した我々は、客室に向かう。いつもは空いている二等客室だが、今回は結構混雑していた。混雑といてもいつもは枕三個分を一人で確保するのが、一人で二個が精一杯という状態なのだが・・・!?

重いレザーウェアーを脱いで着替えた我々は、テレビの有るロビーでまったりとする。時間はまだ午前8時前で、下船する午後5時過ぎまでは9時間以上もあり、その時間をどう過ごすかが毎回このフェリーに乗った時の課題となる。

我々が乗る新日本海フェリーが北海道〜本州間に就航して今年で40周年だそうで、その記念イベントとしてBINGOゲームを行うというアナウンスが有って、フロントでBINGOカードを配布するという。

暇潰しに丁度良いと私はフロントにカードを貰いに行ったのだが、カードは何枚でも貰える状況だった。多く貰えばそれだけ当る確率は高くなるのだが、私は一瞬迷った後二枚だけ貰う事にした。この時点で景品が何であるかは知らず私に何が何でも当てる気持ちは無く、時間が潰せれば良いと考えていたからだ。

時間になって我々はBINGO大会会場のカフェラウンジに向かう。昨年は秋田航路就航10周年記念のイベントでナマハゲさんがなまはげ太鼓を披露してくれたカフェラウンジは、今年はBINGO会場となり人々が続々と集まって来ていた。


BINGO大会会場
昨年はシルバーウィークと重なり多くの人で賑わっていたカフェラウンジも、今年はウィークディとあって所々に空席が有り当る確率は結構高そうである。

そして大きなマスクで顔を覆った怪しい!?ふくよかな女性の司会でBINGO大会は始まった。抽選器が回され出てきた玉の番号が次々に読み上げられるのだが、私のカードの番号はなかなか読み上げられなかった。

一方K9のカードは徐々に穴が開いていきリーチが何個も掛かるようになったのだが、私のカードは穴は開いてもリーチが掛かる並びにはならずリーチにはほど遠い状態が続く。

どちらのカードも私が貰って来たカードで、K9にカードを渡した時点からBINGOゲームが始まったいた事を私は気付いていなかった。1等の景品は5000円分の船内レストランのお食事券で、それが当ったら豪華な昼食が食べられると期待していた私だったが、私のカードに穴が5個も開かない内に食事券は他のお客さんにゲットされてしまうのである。

それでも、K9が3等?の新日本海フェリー特製首から掛けるストラップのゲットに成功、FUNKYとしては何とか面目を保った戦果?であった。

BINGO大会も終わりこれからまた暇になると思っていたら、マスクの女性が上のビデオシアターにて 釣りバカ日誌 ファイナル の上映が行われる事を案内しいるではないか。私、このフェリーにビデオシアターが有る事を忘れておりました。

早速席を立った我々が上階に在るビデオシアターに行くと、皆さん考える事は同じ様でビデオシアターには人が押し掛けておりましたが、我々は何とか席を確保し映画が始まるのを待つ。

上映される 釣りバカ日誌 20 ファイナル は、テレビではまだ放送されいない映画(多分?)で、私は見た事が無くちょうど良かった。そして映画が始まったのだが、今回の釣りバカの舞台は北海道で、我々が今回走る事になっている厚岸や中標津や養老牛温泉等の見知った景色なども出て来たし、以前立ち寄った事の有る旅館なども出て来て、私は興味深く見てしまった。

ラストシーンでは、現代の社会状況に一石を投ずるスーさんの話なども有って、この映画がただの釣り好きの映画でない事をアピールしていた。

北海道に向かっているフェリーの中で北海道を舞台にした映画を見てしまった我々は、弥が上にも今回の北海道ツーリングにモチベーションが上がってくる。

約二時間の上映が終わりビデオシアターから出て外を見ると、フェリーはちょうど津軽半島竜飛崎沖を航行していた。竜飛崎が見えるという事は昼食の時間な訳で、我々は先ほどBINGO大会の会場になったカフェラウンジに向かう。

このフェリーの中で昼食が食べられるのは、グリル ランチ2500円(4〜10月限定 要予約)、レストラン 昼食バイキング 1200円、カフェ カレー700円/ラーメン650円等 の三ヵ所で、我々はいつもリーズナブルなカフェラウンジで昼食を取る事にしている。

カフェでのオーダーシステムは、料理を注文してお金を支払い、番号札を貰ってその番号が呼ばれたらカウンターに料理を取りに行くシステムなのだが、私が驚いたのは注文の受付から調理まで一人の女性が行っていた事だった。

昨年は確か二人でやっていたと思ったのだが、今回は一人の女性が、レジを打って、ラーメンを茹でて、カレーを盛って、生ビールを注いで、アナウンスして、全ての作業を一人でこなしていたのである。

経費削減で人数を減らしたものと思われるが、この一連の作業を一人で行うのはもう神業で、彼女は果敢にその作業を行っていたのである。もっとも、彼女の作業を助けるため、麺を自動で茹でるロボットが導入されたりはしていたのだが、彼女のストレスは相当なものだと想像される。

私はカレー、K9は味噌ラーメンをオーダーしたのだが、私の番号が9番でK9が10番だったのにK9の10番が先にアナウンスされる。頼んだ物が違うのだから順番が前後する事は有る話で、私は9番が呼ばれるのをジーッと待っていた。

ところがである。私の後の11、12番がアナウンスされたのに、9番は一向に呼ばれる気配が無かった。それでも気が優しい私はジーッと待っていたのだが、15番の番号がアナウンスされるに至り私は腰を上げる。

忙しく動き回っている彼女を捕まえた私は、9番のカレーはどうなっているのかを問い正す。

 「9番のカレーなんだけど、まだですかね?」 私は優しく聞いてみた。

すると彼女はハッとした表情を見せ、奥の調理室に消えて行き暫く出て来なかった。

そして彼女は、カレーの皿と温泉タマゴが入った小鉢を載せたトレーを持って戻って来た。

 「申し訳ご座いませんでした。温泉タマゴをサービスで付けますのでお召し上がり下さい。」

と言って温泉タマゴを指差す。


温泉タマゴ付きビーブカレー700円?

私は遅いのを怒ってカウンターに来たわけではなかったが、彼女は私の顔を見て温泉タマゴを付ける事にした理由は・・・?

私の顔が怒っているように見えたからかな?

自分ではそう人相は悪くないと思っているのだが、そう見えたのなら申し訳なかった。

あれだけの仕事を一人でやっていれば忘れる事も有って当然で、私は彼女に同情していたのだが、何か申し訳ない気持ちで席に戻る。

ありがたく頂いた温泉タマゴだったが、ビーフカレーと温泉タマゴをどの様に食べたら良いかで私は悩んでしまった。

以前生卵をカレーに入れて食べた事はあったが、半熟状態のタマゴをカレーに入れた味を想像出来ず、結局私はカレーと温泉タマゴを別々に食べたのだが、冷たい何の味も付いていない温泉タマゴは美味しくはなかった。

一方、このフェリーの中で食べたラーメンに良い思い出が無いFUNKYだったが、K9が食べた味噌ラーメンの味は普通だったようだ。このフェリーでFUNKYがラーメンを食べたのは確か9年前だったと思うが、それ以来ラーメンにチャレンジするFUNKYメンバーは居なかった。

しかし今回、K9の勇気ある行動で新日本海フェリーのラーメンが進化していた事を知る事となった。何事も新しい事にチャレンジするのは若者なわけで、年寄りは既成概念に捕らわれ世の中の進歩から置いていかれる事を実感した瞬間だった。

午後0時半に食事を終えた我々だったが、フェリーが苫小牧東港に到着するまでにはまだ5時間近く時間が有った。そこで我々は、発泡酒の350ml缶を買って来てそれを寝酒としてお昼寝タイムを取る事にした。

お腹も膨れアルコールが入れば直ぐに寝付かれると思った私だったが、これがなかなか寝付かれずにうつらうつらしている内に3時前に起きてしまった。

そんなこんなで何とか時間を潰し、下船時間となる。幸運な事にフェリーは到着予定時間より30分も早く苫小牧東港に到着するそうで、PM5:00頃には北海道に上陸出来る事になった。5時に浜厚真を発てば、今宵の宿 ポレポーレ が在る穂別には明るい内に到着出来そうである。






穂別 Seicomart で今宵いの為にお買い物。

● ポレポーレ の夜
フェリーから下船し、北海道の大地を走り出した我々を出迎えてくれたものがあった。それは無数の赤とんぼの集団で、今年秋田ではまだ見ていなかった赤とんぼを見た私は、北の大地に来た事を実感する。

鵡川から鵡川(River)沿いに走り始めた我々は、山に沈む太陽を見ながら先を急ぎ、暗くなる前に穂別に到着、Seicomartで買い物した後ポレポーレ前にバイクを停める。FUNKYは毎年ポレポーレに宿泊しており、勝手が分かっている我々はバイクから荷物を下ろして玄関に行く。

今の時間、お母さんはお客さんの食事の世話で忙しいのは分かっており、私は食堂に行ってお母さんに挨拶、早速部屋に案内してもらう。着替えたらお風呂に入りたいところなのだが、今お風呂は他のお客さんで混んでおり直ぐには入れないらしく、お母さんは車を貸すから近くの温泉に入って来てはどうかと勧めてくれる。

温泉大好き人間の我々にそのご厚意を断る理由は無く、早速お借りした HONDA ZEST に乗って 樹海温泉 はくあ に向かう。以前私は はくあ に立ち寄った事があって場所を知っており、すっかり暗くなった夜道をZESTを走らせる。

ポレポーレを出て5キロ位走った所で、はくあ が在る国道275号まで10キロの道路標示が見えた。その表示を見たK9は驚きの声を揚げる。

「お母さん 直ぐそこ の温泉て言ってたよね?」

直ぐそこって十数キロ先の事・・・!?」

そうなんです。十数キロ先の場所の事を北海道の人は直ぐそこって言うんです。

長年北海道を訪れている私は北海道人の距離感覚を熟知しており驚きもしなかったが、まだ北海道経験が浅いK9は、

「十数キロの距離を、直ぐそことは言わないでしょ・・・」 と思ったようである。

本州の感覚で 直ぐそこ と言ったら歩いて10分程度までの距離だと思うが、北海道では車で10分程度の距離を 直ぐそこ と言う事をK9は学んだのであった。



穂別からの道が国道275号へ交わった所に在る
樹海温泉 はくあ

そしてZESTを十数分走らせた我々は、樹海温泉 はくあ に到着し、ゆっくりと温泉に入って明日からの走りに備えたのでありました。

お腹を空かして温泉から戻った私は早速食堂に行ったのだが、お母さんから居間の方に行くように言われる。

居間に行くと見知らぬ若者が一人、ビールを飲んで寛いでいた。実はこの若者が我々が居間に通された遠因を作った人物だったのだが、その時私は泊まり客の一人だろうとしか思っていなかった。



● 宴


食堂ではなく居間で夕食?

何となく若者に会釈した私は適当な場所に席を取る。食堂で食べる時は色々な料理がテーブルの上に並べられているのだが、此処はトンカツとキャベツの千切りが乗った皿と甘エビがラップされた小皿だけだった。

これは今までとは明らかに違う展開で、私はこの状況に戸惑っていた。そこにK9もやって来て私の横に座ったのだが、お母さんが来て席替えを指示される。我々は奥のテーブルに移動、私は若者と並んで座る事になった。

食堂の方が一段落したのだろう、お母さんが枝豆やら塩辛などを持って来て先ずはビールの乾杯から夕食は始まったのだが、これは夕食と言うよりは宴と言った方が良い状況で、テーブルの上には我々がSeicomartで仕入れて来た焼酎やお母さんが差し出した焼酎のビッグボトルが並んで宴会状態になっていく。

お母さんと共に二人の娘さんも参加し宴が盛り上がっていく。この状況下で俄然元気になって行ったのがK9で、焼酎のボトルが空くほどに舌の回転が良くなり殆ど初対面の娘さん達と意気投合して話し込んでいる。

そこでお母さんから私の隣に座る若者の素性が明らかにされる。若者は娘さんの彼氏でも有りFUNKYレポートの愛読者でも有るらしく、以前彼から今年は我々が来ないのかをお母さんは聞かれていたらしい。

今回我々がポレポーレに泊まる事になって、お母さんは彼を招待して我々に会わせる場をセッティング、彼が我々とゆっくり話せるよう居間での夕食にしたようなのである。FUNKYレポートの読者となれば余計な説明は不要なわけで、我々は彼の質問に答えたり北海道の事を語り合ったりしたのでした。

我々は今回、お土産として秋田の いぶりがっこ を持参して皆さんに食べてもらったのだが、皆さん いぶりたくあんいぶりがっこはどこかの商標登録らしい) は初めて食べるようで最初は恐る恐る口に運んでいたが、食べると独特の食感と味で好評でした。

そうこうしている間にお父さんがお勤めから帰って来た。以前は穂別のGSに勤めていたお父さんは、今は少し離れたGSに通勤しているようで帰りはいつも遅いようである。

お父さんとは毎年顔を合わせていた私は1年ぶりの挨拶を交わしたのだが、黒く日焼けした顔でお父さんは元気そうだった。日焼けの原因が仕事なのかゴルフなのかは分からないが、明日も朝早くからトマムにゴルフに行く(昨年も確か翌日ゴルフだったような・・・)と言っておりました。

今日の夕食のメインディッシュはカレーだそうで、お母さんがカレーを勧めて来る。トンカツや甘エビや枝豆をたらふく食べた私の胃袋に余裕は無かったが、お母さんの折角の勧めなので私は少しだけ頂く事にした。

しかし、その少しだけが私の少しとお母さんの少しでは量が違っていて、それは北海道の直ぐそこと本州の直ぐそこほどの違いがあって、勿体無かったが私は少し残してしまった。

今回、ポレポーレのご家族の中で暫くぶりにお会いしたのが二人姉妹の妹さんの方だったのだが、その華麗なる変貌ぶりに私は驚いてしまった。前回お会いした時は高校生だったの思うが、今回は立派に成人した女性となって私の前に登場、私の中で一番印象に残っている幼さが残る中学生の時の彼女とは別人でしたね。

 女性は変わりますよねぇ・・・!?

カレーを持て余している状況下で、お母さんはデザートにケーキを出して来た。スィーツ系の食べ物には全く興味を示さないK9は最初からパスなのだが、甘い物を見てしまうとついつい手が出てしまう私は悩んでしまった。

勧められると断れない性格の?私は、カップに入ったプリン系のスィーツを手に取ってしまった。本当はロールケーキ系も一つ行きたかったのだが、今晩の私のカロリー摂取量は通常の倍以上に達していると思われ、それは我慢する事にした。

北海道に来ると必ず体重が増えて帰る私だが、初日からこの状態では北海道で撮った全ての写真で腹が出ているのも納得がいく!?

7時頃から始まった楽しい宴もアッという間に時間が過ぎ終焉の時を迎える。午後11時半、我々は明日からの始まる北海道本番に備え就寝する事にした。ポレポーレの皆さんにお礼を言って部屋に戻った我々だったが、北海道の大地をまだ50kmほどしか走っていないのに、初日からこの盛り上がりである。

明日から始まる今回の北海道本番がどんな展開をみせるのか?

私は期待と不安を胸に眠りに就いたのでした。


2日目
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